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多くの利用客が集まる鉄道の駅でテロが起きたことを想定し対応を確認する訓練が、神奈川・横浜市で行われた。きょう横浜市鶴見区の京急線の生麦駅で行われた訓練。2人組の犯人が利用客らを刃物で切りつけたうえ不審物を置いたという想定で行われた。消防隊員らが治療などの優先順位を決めるトリアージと呼ばれる処置をしながらけが人を搬送していた。このほか防護服を身に着けた警察の隊員らが、不審な液体が入ったペットボトルの中身を調べて運び出す訓練も行われた。横浜市では来年、政府が主導して開くTICAD(アフリカ開発会議)の開催が予定され、多くの要人が訪れるためテロ対策の徹底が求められている。鶴見警察署・牛越竜夫副署長は「人が集まりやすい駅、商業施設とか、ソフトターゲットとして狙われやすいと認識している」と述べた。すべての事態を想定して訓練は重ねていくべきだと思う」と述べた。