ワールドビジネスサテライト The 追跡
プライベートクレジットとは企業が銀行以外の投資家からファンドを通じて資金を調達。ハイリスクハイリターンであることから投資家の注目を集めているが、海外では融資先企業が破綻するなど問題となっている。プライベートクレジットで資金を調達した物流ロボットの開発を行うスタートアップ、ラピュタロボティクスのモーハナラージャー・ガジャンCEOを訪ねた。日本通運、TOTO、アスクルと言った企業に自社の製品を導入しているが2014年の創業以来赤字が続いているという。銀行の融資は受けているが、必要な資金に届いていないため、プライベートクレジットを活用し、これまで5億円を調達した。ガジャンCEOは「エクイティ、銀行、プライベートクレジットで資金を集めることでロボット事業ができる」と説明していた。
赤字企業でも融資が実現できるプライベートクレジットの審査を行う投資ファンド「アップサイダーキャピタル」の石神直樹代表を取材した。アップサイダーキャピタルではスタートアップ特化型の融資ビジネスを行っており、ほぼ全ての融資先の銀行口座で連携を取ることが融資検討のスタートラインとなっている。1日単位の取引記録が残るため、取り返しのつかない状態になることは構造上ないという。高額な入出金がある場合はすぐに問い合わせが入るなど、不正な動きにはすぐに対応するという。これまで40の案件に関わり、160億円を融資しきた。石神代表は「従来の金融機関で採れないリスクを適切に評価し、リスクをとれることが強みだ」と説明した。
