家、ついて行ってイイですか? 涙のクリスマスSP
新橋駅前で出会ったのは清水宣教さん(54歳)。タクシー代を支払う代わりに家までついて行った。推定距離21km、料金は9,860円だった。午前0時に帰宅。自宅は西荻窪にあり、築4年の3LDK。建て売りで5,500万円だったという。庭にはトマトやキュウリを植え、タラの芽もあった。帰宅すると亡き妻の仏壇に線香をあげた。就職した息子は仙台へ赴任し、現在は一人暮らし。ルンバがあったが、ダイソンを使っており、ほとんど動いていないという。壁には妻が好きだったハワイアンキルトが飾ってあった。模様が何かのお守りになるらしい。妻は海外旅行が大好きでハワイは毎年行っていたという。棚やトイレには妻の趣味だった手作り人形があった。部屋にはマンガがたくさんあった。好きな作品は「ジョジョの奇妙な冒険」。妻と2人で撮った若い頃の写真が飾ってあった。25歳の時に合コンのような感じで飲み屋で知り合い、4年の交際を経て29歳で結婚。妻が住むはずだった部屋にも人形がたくさんあった。妻は47歳でスキルス性の胃がんになり手術は成功。2年間は元気だったが、髄液に転移しており亡くなった。髄液のがんは発見が難しく、当初は異常なしと診断されたという。3人で住むつもりで12月に一軒家を契約した直後にがんの転移が判明し、妻は住むことなく3カ月後に亡くなった。息子が住むかはわからないが、綺麗にし続けることが生きる糧となっている。
