家、ついて行ってイイですか？ 笑って泣いて怒って悩んで感情が大忙しな女の人生ドラマSP
平井親和会商店街は約80軒近くの店舗が並ぶ江戸川区最古の商店街。商店街の買い物代をお支払いする代わりに家を見せて頂けないか交渉して出会ったのは病院帰りの女性（78）。番組を見てくれていたが、家に行くのはNGだった。所沢駅前で出会った同棲中のカップルがOKしてくれた。自宅は秋津。推定移動距離は3.1km、タクシー料金は2,300円だった。彼女のまゆみさん（29）は東京音楽大学出身でフリーのトロンボーン奏者。東京音楽大学は日本の私立大学で最も古い歴史を持つ。卒業生には黒柳徹子や松下奈緒などがいる。彼氏は同じ29歳の岩瀬こうだいさん。自宅は1DKのマンション。築30年で家賃は63,000円。部屋にあるトロンボーンは96万円だという。冷蔵庫の中を見せてもらうと「武蔵之国一之宮 ゴールド鬼ころし 極上ノ辛口」が冷えていた。まゆみさんは鬼ころしが好きだという。まゆみさんは料理好きでこうだいさんのためにパンを手作りしてくれる。毎年作るというおせち料理の写真を見せてくれた。2人の出会いはBAR。友人と飲んでいたまゆみさんにこうだいさんが一目惚れして声をかけた。部屋には2ショットの写真がたくさん飾ってあった。まゆみさんの仕事は地方に行くことが多く、こうだいさんが車を運転して同行するという。まゆみさんは一昨年に久石譲ツアーに参加した。薬師丸ひろ子、八代亜紀、玉置浩二などのバックでも演奏した経験があり、日本テレビのドラマ「リバーサルオーケストラ」にも出演したが、収入は15万円いかないという。トロンボーンの代金はこうだいさんがローンを組んで払っている。部屋には帽子がたくさんあった。まゆみさんは去年10月に円形脱毛症になってしまい、隠すために帽子が必要だという。去年8月の日本管打楽器コンクールに出場するために自分を追い込み過ぎてしまったらしい。日本管打楽器コンクールは若手演奏家の登竜門、トロンボーン部門は昨年184人が参加した。まゆみさんは1位と同点の2位だった。最後は審査員の多数決で決まったという。1位の賞金は70万円、2位は30万円だった。1位は次の大会に出れないが、2位なら出れると前向きだった。兄が楽器をやっていて、中学1年でトロンボーンを始めた。現在はオーケストラのヘルプみたいな感じで毎回違う所へ行って演奏しているが、将来的にはオーケストラの正団員として演奏したいという。日本の御三家（NHK交響楽団・読売日本交響楽団・東京都交響楽団）が希望。東京都交響楽団は1965年に東京都が設立。欧米やアジアでの公演を成功させ、国際的な評価を得ている。団員が定年などでいなくならない限り枠が空かないという。希望のオーケストラに入団するため、ひたすら練習に励んでいる。まゆみさんはオーケストラに入って支えてくれるこうだいさんに恩返ししたいと語った。まゆみさんがオーケストラに入ったら結婚するつもりだという。