モーサテ (ニュース)
アメリカのトランプ政権と関税をめぐる協議を行うためワシントンを訪問している赤沢経済再生担当大臣がさきほどからベッセント財務長官との2回目の交渉に臨んでいる。今回の協議の最大の焦点は自動車への追加関税をめぐり具体的な進展があるかどうか。赤沢大臣は、ベッセント長官との交渉で、自動車関税だけでなく鉄鋼・アルミ関税、相互関税のすべてを取り除くことを前提に交渉する方針。日本政府関係者は安易な譲歩はしない姿勢を見せているが、今回の協議で交渉カードとして浮上しているのはアメリカから輸入する車の認証制度の緩和、大豆・トウモロコシの輸入拡大で慎重に相手の出方を見極めることにしている。一方、アメリカ側は関税の協議が進んでいないと受け取られマーケットが荒れることを懸念しており、交渉を早急にまとめ他の国の協議に移りたい思惑もあり、赤沢大臣としては毅然とした対応が求められることになる。