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千葉・香取市にあるコメ農家を取材した。千葉県の奨励品種「ふさおとめ」は来月から新米の収穫が始まる。収穫前にある悩みはカメムシである。稲のもみからデンプンを吸い取り黒く変色させ米の品質低下に繋がってしまうという。収穫した際、専用の色彩選別機で取り除く。農水省によると、7月に入って斑点米カメムシ類注意報が15県で発令されている。なかでも千葉県内の捕獲数は例年の4.5倍。千葉県農林総合研究センター・矢内浩二さんは「暖冬の影響もあって暖かければサイクルが少し速くなったり、途中で死ぬようなものも少なくなる」などと話した。去年の猛暑の影響でコメが高騰し、コメの相対取引価格は1万5865円と過去10年で最高値となった。カメムシの対策として浅野ファームではコメの被害を減らすためドローンを使って農薬を散布している。浅野ファーム・浅野代表取締役は「天候不良・病気・害虫とつまく付き合いながら生産していかなければならない」などと話した。