ワールドビジネスサテライト (ニュース)
米国・トランプ大統領は23日、中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)に対し、政策金利の引き下げを原油価格が下落したら、ただちに求めるという考えを示した。これまで公約に掲げてきたエネルギー価格の引き下げを実現すればインフレの抑制につながり、結果として金利を引き下げられると、トランプ大統領はみている。演説後、ホワイトハウスの記者団に対しては「私はFRBよりも金利についてよく理解している」。そして、FRB・パウエル議長と直接会談をする可能性についても言及。市場では来週28日からFRBが開催するFOMCで今回は利下げをしないという観測が強まっているが、トランプ大統領の口先介入は、FRBの判断に影響を与えるのか。