NHK MUSIC SPECIAL NHK MUSIC SPECIAL 氷川きよし+KIINA.~自分らしく歌い、生きる~
今年8月、都内のスタジオで復活コンサートのリハーサルが行われた。セットリストは氷川きよし自身が選曲。バンドメンバーは同世代のミュージシャンに声をかけた。そして迎えたコンサート当日。会場には全国から大勢のファンが詰めかけた。
10月、氷川きよしは原点を見つめ直すため故郷・福岡市を訪れた。やってきたのは母校の「第一薬科大学付属高等学校」で約20年ぶりに訪問。さっそく、歌の練習をしている芸能コースの後輩たちの元へ。歌について悩む生徒にアドバイスし、演歌を1曲披露した。
氷川きよしが歌手を目指すようになったのは5歳。一番最初に見た松田聖子のコンサートがきっかけ。しかし中学生の頃に丸刈りにされ、松田聖子のような歌手にはなれないとショックだったという。そんな時、希望となったのが演歌だった。続いて、自身が授業を受けていた教室へ。友達との間で「僕」と名乗ることに違和感を抱いており、悩みを言える人がいなかったという。そんな生きづらさを救ってくれたのが演歌だった。高校卒業後、上京。アルバイトをしながらデビューを目指し演歌のレッスンにはげんだ。3年の下積みを経てデビュー。