ドキュメント20min. NO EFFECTOR,NO LIFE.
ロックバンド・ナンバーガールのギタリストの田渕ひさ子。エフェクターとは「曲が1個の物語だとしたら場面が分かれる。音色が変わり物語が広がる」などと語った。家に平均130ぐらいあり、好きな種類はファズ。世界初のエフェクターFZ-1 Fuzz Tone。製作したグレン・スノッティーはレコーディングエンジニア。音をミックスする機械の調子が悪く音が割れることが何度も起きた。ただ音が割れることがカッコいいというギタリストが現れた。ザ・ローリング・ストーンズ「サティスファクション」ではFZ-1を大々的に使用し、歪エフェクターが世に認知され認められ爆発的に売れるようになった。今、エフェクターを一切使っていない音楽はほとんどない。
エフェクター製作者の手塚さん。16年前からエフェクターを製作していて、月1000台が世界に発送される。ポール・マッカートニーのギタリストのブライアン・レイやボン・ジョヴィのジョン・シャンクスも手塚さんのエフェクターの愛用者。手塚さんは学生時代、パッとしない日々を過ごす中でエディ・ヴァン・ヘイレンのギターを聞いて衝撃を受けた。いつかエフェクターで再現できるといいなと考えていた。ナンバーガールのギタリストの田渕ひさ子さんは暗い子だったが、アンプとエフェクター2つ買い鳴らしたときに感動したという。1995年にナンバーガールを結成。24歳の時にエフェクターCentaurを手にした。ギターを弾いていないときはもじもじしていたが、踏むと自分が変わるという。