- 出演者
- 市村正親 肥後克広 島崎和歌子
オープニング映像。きょうのテーマは「認知症」。
- キーワード
- 認知症
認知症とは、さまざまな原因により脳の働きに変化が起き生活に支障が出ている状態。認知症のマイナスイメージが強すぎることにより、「認知症と認められず治療や支援を受けられない」「自信を失って社会との関係を断ってしまう」といったことが起きている。そこで、認知症がある人との座談会を開催。参加者は「みんな同じ(症状)って思いがち。何もできなくなるというイメージとは全然違う」と認知症へのイメージを改めていた。
脳では神経細胞が情報を伝え合っているが、細胞がダメージを受けると情報が伝わりにくくなる。脳のどこで起きるかで認知症の症状が変わる。海馬で起きた場合は物忘れ、後頭葉で起きた場合は幻視、前頭葉で起きた場合は注意力や感情のコントロールがしにくくなる。ダメージが少ない部位の機能は比較的保たれているため、認知症といっても症状は人によって異なる。
- キーワード
- 認知症
島崎和歌子が認知症を体験。認知症のある人が見ている世界を疑似体験できるゴーグルを装着。ゴーグルでは「視野が狭く認識される」「コントラストがわかりにくい」「距離感をつかみにくい」といった視覚情報が再現されている。
- キーワード
- 認知症
認知症がある人たちに話を聴くと、「できること・やりたいことがあり、自分らしく生きられる」という認知症観があることが分かった。去年施行された認知症基本法は、この認知症観をベースに本人の気持ちを大切にした施策となっている。
認知症かも?と思ったら、「地域包括支援センター」「認知症疾患医療センター」「若年性認知症コールセンター」に相談。詳しくは番組ホームページで。
全国で始まっているピアサポート。認知症の当事者同士で悩みや不安を分かち合う取り組み。診断後、鬱傾向に陥る人は少なくない。うつ病は認知症の発症や進行のリスクになり得る。そこで仲間とつながり支え合う活動が注目されている。
「わたしのトリセツ」シートを紹介。自分や家族が認知症になったとき、生き生きと暮らしていくための強い味方。日常生活や趣味について、「している」「好き/したい」に◯を付ける。
健康長寿の研究をしている専門家によると、犬と暮らしている高齢者は犬と暮らしていない高齢者に比べて要介護認知症の発症リスクが40%低いことが分かったという。引き取り手の少ない高齢の保護犬を犬を飼いたい高齢者につなぐ取り組みも行われている。
肥後克広は「もし認知症になっても大丈夫っていう気になってきた」などと話した。
- キーワード
- 認知症
エンディング映像。
次回予告が流れた。