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初土俵から13場所での横綱昇進。最速の横綱が誕生するまでどんな物語があったのか。大の里の歩みを振り返る。
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永井伸一の挨拶。大の里は史上最速で横綱に昇進。石川県では輪島以来、52年ぶりの横綱。番組に寄せられたイラストやメッセージを紹介した。大の里は夏場所、14勝1敗で横綱昇進を決めた。場所前、大の里は、5日目までが大事だと話していた。
大相撲夏場所。大の里の5日までの取組を紹介した。4日目の王鵬戦、舞の海秀平は「これまでの大の里とはちょっと違うぞ思わせた一番だった」などと話した。大の里について舞の海秀平は「まだ伸びしろがある。これだけ相撲を知らない力士が優勝、そして横綱になってしまうわけですから、こんなこと歴史上ありえなかった。ここから更に技術を蓄えていくと手がつけられませんね」などと話した。
大の里について、喫茶店を営んでいる女性は「絶対に勝ってほしいと思ってみてた」などと話した。高齢の男性は「間違いないと思っていたけど、もう1日勝ってほしかった」などと話した。
大の里の父・知幸さんは優勝の取組は会社の駐車場でスマホのネット配信で見ていた。ネット配信は少しタイムラグがあり、大の里が仕切る直前に、携帯におめでとーとメッセージがたくさん来て、携帯の画面がフリーズし取組をみることはできなかったという。知幸さんからのメッセージを紹介した。大の里は令和5年夏場所が初土俵。令和6年、初場所、新入幕の直前に能登半島地震があった。9月、秋場所、2回目の優勝を決める直前に奥能登の豪雨災害があった。
大の里の歩みを紹介。2022年、大学4年の大の里は故郷の相撲場を訪れた。大の里が相撲をはじめたのは小学1年、相撲が大好きだった父の影響だった。小学校卒業とともに、新潟へ相撲留学。徹底的に体を鍛えた中高6年間。大学では2年連続でアマチュア横綱に輝いた。2023年、夏場所が初土俵。1年後の夏場所で初優勝。最速の優勝のあと口にしたのは故郷への感謝だった。2度目の優勝がかかった、2024年9月21日、地震で被害を受けた能登を再び、豪雨が襲った。大の里は見事、優勝し大関昇進を果たした。快進撃の理由は相撲部屋にもあった。大の里の師匠・二所ノ関親方が開いた二所ノ関部屋はこれまでの常識を覆すものだった。二所ノ関部屋には土俵が2つあり、バスケットコートもある。これまでにないアイデアは引退後に入学した大学院で生まれた。二所ノ関親方の指導教官だった平田竹男教授は桑田真澄や原晋を指導したスポーツ科学のスペシャリストだった。平田竹男教授は二所ノ関親方に力士の1日をまとめてという宿題を出した。起床時間、食事のタイミングなどを改善。効率のいい稽古をするため2面土俵にした。2025年、初場所で大の里は10勝5敗。春場所では12勝3敗で優勝。優勝した直後、大の里は能登を訪問した。夏場所は14勝1敗で優勝し横綱に昇進した。
大の里は、優勝直後に能登を訪れた。男性は「勇気と希望をいただいた」などと話した。その後、珠洲の仮設の食堂にも訪れたという。食堂に勤めている女性は、新潟県出身で、大の里が通った相撲部の合宿所が実家だった。大の里への応援メッセージを紹介した。
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2025年3月9日(3:11)