2025年8月13日放送 4:15 - 4:40 NHK総合

くまもとの風
“外国ルーツ”の私を知って

出演者
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(オープニング)
番組紹介

外国にルーツのある若者たちが年に1度、熊本市に集まって1泊2日の交流会を行っている。参加者たちから本音がこぼれだす。

キーワード
熊本市(熊本)
(くまもとの風)
”外国ルーツ”の私を知って

熊本のNPOが主催する交流会に約50人の若者が参加した。12の国と地域にルーツを持ち、参加者の大半は初対面だった。16歳の山本瑞綺さんは中国出身の両親を持ち、9歳の時に日本国籍を取得。中国人なのか、日本人なのか分からないときがあるといい、今回、運営メンバーとして交流会の準備段階から関わっていた。打ち合わせの後、山本さんは中学時代、「中国に帰れよ」など辛い目に遭い、両親にはそれを隠していることを明かした。交流会には山本さんと同じく中国ルーツの鎌倉美娜さん(14)の姿があった。来日したばかりの谷口ジャーリーさん(11)はまだ日本語でうまく話せないなか、意地悪な人がいて通学が億劫だという。アメリカ人の父を持つタイタスさん(12)は髪をイジられたという。

キーワード
熊本市(熊本)

山本さんは自らのルーツで辛い経験、悩みを打ち明け、参加者からは「ルーツを言わなくてもバラされる」といった経験談があがった。交流会1日目が終わると、参加者たちは同じルーツごとに集まって談笑した。谷口ジャーリーさんは破顔し、早速友達ができたという。2日目、フィリピンにルーツがある松原カイルさん(18)は参加者たちに手作りのクッキーを配っていた。14歳の時に来日し、中学では悪口を言われ続け、メガネを壊されたことがあった。現在、外国ルーツのための日本語教室がある高校に通い、日常会話なら困らないという。日本語への苦手意識は今も拭えないなか、人と話したいという。交流会の終わりが近づくなか、別れを惜しむ参加者の姿があった。様々なルーツを持つ人と繋がることができた山本さんは国公立大学の合格を目標に掲げた。

(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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