- 出演者
- 南原清隆 角谷暁子 松本明子 小籔千豊 もう中学生 芝大輔(モグライダー) ともしげ(モグライダー) 貴島明日香
海洋ゴミでいろんな楽器を作っている大表史明さん。大表さんの故郷、石川県の安原海岸は、毎日のようにゴミが流れ着く。ここをキレイにしたいと思い、集めたゴミを使って楽器を作っている。今では石川県だけでなく全国の海洋ゴミを拾って楽器を作っている。海洋ゴミは自宅へ持ち帰っている。ペットボトルのキャップだけで1000個はある。キャップはそのままでもチャフチャスにして「ペットボトルキャップチャス」に。温めると熱い粘土みたいになるので、こねて共鳴胴やギターピックに。海に流れ着いた自転車のスポークで作ったカリンバみたいな楽器「チャリンバ」。ペットボトルキャップはスライサーで細かく砕き、ホットプレートで温める。溶け出したら伸ばしてプレート状にしていろんな楽器に加工している。「プラッチクギター」のボディもペットボトルキャップで作った。ギターの弦は、太さの違う釣り糸で作られている。ペットボトルに空気圧をかけることで音階を作り、「ボトルウイング」に。コカ・コーラのペットボトルが一番良い音が出るそうだ。アルミ缶は、約800℃の熱で溶かす。型に流し込み、棒状に固めて削れば、「ウィンドチャイム」や「ポイステッキン」に。3年間で大表さんが作った海洋ゴミ楽器は40種類以上。仲間たちと一緒に、海洋ゴミ楽器集団ゴミンゾクというバンドを、2020年に結成。週1回は海岸に訪れ、ビーチクリーン活動。全国各地で海洋ゴミ楽器の演奏会を実施。楽器を通してゴミについて考えるアート集団。
ダンボールの造形作家の玉田多紀さん。現在神奈川県の平塚市美術館で開催中の展覧会で、オランウータンやピラルク、アンモナイトなど、作品全てが廃材のダンボールでできている。その数130点。紙だから濡らすと軟らかくなり固まると硬くなる。経年変化も作品にそのまま取り入れる。玉田さんのアトリエには常にダンボールが。その日その場で出会ったダンボールとどう作っていくか。出会いを大切にして作っているという。どうやって作っているのか。まずはダンボールを濡らして3枚に分解。ダンボールで作ったボディに、貼り重ねていく。こうすることで、立体感のある生きているような作品になる。
もう中学生がコント「SDGs」を披露した。
南原清隆は「商店街が宝の山に見えた。車も動かせるし世界が変わる」などと締めくくった。