2023年10月30日放送 4:00 - 4:15 NHK総合

さわやか自然百景
北海道 東大雪 霧の森

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。今回は北海道東大雪の霧の森を紹介する。

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北海道
(さわやか自然百景)
北海道 東大雪 霧の森

北海道の東大雪と呼ばれる地域、その中腹にある標高900mほどの地帯。ここには夏の朝に霧が沸き立つ。霧が多く発生するのは地面を構成する岩に隙間が多くあり、これが風の通り道となっており、穴の下には多くの氷がある。この穴を通った空気は冷気となり、これが夏の空気とぶつかり霧を発生させる。霧と冷たい風は苔を育む。そしてフジノマンネングサのように、より標高の高い地域でしか見られない苔も確認することができる。風穴から出た冷気を含んだ風から苔は水分をとる。岩だらけの大地は苔のおかげで湿度を保つことができるため、苔が土の代わりに木々や植物の土台となる。こうして草木が多くの動物を呼び寄せる。アカゲラやキバシリなど170種ほどの鳥が確認できるという。森の中、岩がむき出しになっているのは風雪が強すぎてアカエゾマツですら育つことができなかった場所。だがガンコウランという高山植物を確認することができる。背丈を低くしたことで強風や寒さにも耐えることができる。岩の上には高山植物の蜜を求めコヒオドシのような蝶も現れ、岩の穴はエゾナキウサギの住処となっている。この周囲にはエゾナキウサギの天敵となるキタキツネも現れる。しかし岩の隙間に逃げ込むことで安全を確保できる。絶滅が懸念されるエゾナキウサギにとってここは理想の住処と言える。

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夏の終わり頃、寒暖差で雲海ができると季節は足早に変わっていく。コセイタカスギゴケのような苔類は繁殖の準備をし、実をつける植物も多い。高山植物の実を求めエゾシマリスも現れる。栄養を蓄えつつ、冬の蓄えも行っていく。エゾナキウサギの体には冬毛が生え、冬に備える。東大雪の森には独特な環境で生きる植物の姿があった。

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