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「ヒガラ」 のテレビ露出情報

北海道の東大雪と呼ばれる地域、その中腹にある標高900mほどの地帯。ここには夏の朝に霧が沸き立つ。霧が多く発生するのは地面を構成する岩に隙間が多くあり、これが風の通り道となっており、穴の下には多くの氷がある。この穴を通った空気は冷気となり、これが夏の空気とぶつかり霧を発生させる。霧と冷たい風は苔を育む。そしてフジノマンネングサのように、より標高の高い地域でしか見られない苔も確認することができる。風穴から出た冷気を含んだ風から苔は水分をとる。岩だらけの大地は苔のおかげで湿度を保つことができるため、苔が土の代わりに木々や植物の土台となる。こうして草木が多くの動物を呼び寄せる。アカゲラやキバシリなど170種ほどの鳥が確認できるという。森の中、岩がむき出しになっているのは風雪が強すぎてアカエゾマツですら育つことができなかった場所。だがガンコウランという高山植物を確認することができる。背丈を低くしたことで強風や寒さにも耐えることができる。岩の上には高山植物の蜜を求めコヒオドシのような蝶も現れ、岩の穴はエゾナキウサギの住処となっている。この周囲にはエゾナキウサギの天敵となるキタキツネも現れる。しかし岩の隙間に逃げ込むことで安全を確保できる。絶滅が懸念されるエゾナキウサギにとってここは理想の住処と言える。
夏の終わり頃、寒暖差で雲海ができると季節は足早に変わっていく。コセイタカスギゴケのような苔類は繁殖の準備をし、実をつける植物も多い。高山植物の実を求めエゾシマリスも現れる。栄養を蓄えつつ、冬の蓄えも行っていく。エゾナキウサギの体には冬毛が生え、冬に備える。東大雪の森には独特な環境で生きる植物の姿があった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年3月27日放送 19:30 - 20:42 NHK総合
ダーウィンが来た!ダーウィンが来た!春の大感謝祭2024
みんなで選ぶ!イチオシダーウィン 3位は「大進化!最強アノマロカリス」。アノマロカリスは恐竜時代よりはるか昔のカンブリア紀にいたとされる。
みんなで選ぶ!イチオシダーウィン 2位は「聞いてびっくり!鳥語講座」。最近の研究で鳥の鳴き声に単語や文章があることが分かった。さらに、違う種の鳥たちが互いの言葉を学び合っていることも分かった。
みんなで選ぶ!イチオシ[…続きを読む]

2023年12月18日放送 15:10 - 15:55 NHK総合
ワイルドライフ長野 軽井沢 鳥の言葉 研究最前線
京都大学・鈴木俊貴博士は15年間、長野・軽井沢で鳥の鳴き声の研究。とりわけシジュウカラの鳴き声の研究を行い約200パターンの鳴き声を状況によって使い分けていることを明らかにした。シジュウカラはお腹の黒い模様がが太いのがオス、細いのがメス。「チリリリリ」は求愛給餌のサインだという。鈴木氏は実験と観察を繰り返し「ジャージャー」がヘビの存在を指し示す名詞であること[…続きを読む]

2023年7月23日放送 7:45 - 8:00 NHK総合
さわやか自然百景(さわやか自然百景)
長野県と新潟県の間に連なる関田山脈、その中央に位置するのが鍋倉山。中腹から山頂にはブナの木が多く自生している。5月、山の中では雪の重みからブナの若木が音をたてながら雪を払う。ブナは森に春を告げ、新緑で包み込む。この時期になると多くの生き物の姿を見ることができる。ユキグニコルリクワガタはメスを巡ってオス同士が争う。アカゲラはブナの木に巣を作り子育てを行う。年老[…続きを読む]

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