- 出演者
- 天海祐希 井上二郎 井野瀬久美恵
オープニング映像。
エリザベス1世を特集。エリザベス1世は現代の女性リーダーの先駆者とも言える存在で、内外の厳しい状況を切り開く方法として「言葉」を使ったという。そんなエリザベス1世のリーダーの決断に迫る。
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出演者が挨拶。ゲストは井野瀬久美恵。今回の「その時」は1588年の8月9日。エリザベス1世の伝説のスピーチが行われた時だという。井野瀬久美恵はこのスピーチの「その時」の歴史的意義や世界史への影響について解説した。
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エリザベス1世は1533年にロンドンで誕生した。当時は宗教改革の真っ只中で国は混乱していた。母は断頭台で亡くしており、父のヘンリー8世はエリザベス1世が13歳の時に死去した。その後はメアリー1世が即位し、スペインのフェリペ2世と結婚した。その時、エリザベス1世は反乱が疑われてロンドン塔に幽閉された。ただエリザベス1世は不遇な中でも政治家になる準備を進めており、言葉の使い方を身につけていったという。そして1558年にメアリー1世が死去し、エリザベス1世が即位した。そこでフェリペ2世が求婚したがそれを拒否し、結婚そのものを拒否したという。
スタジオでは「国家と結婚したエリザベス」「結婚を求める議会とどう向き合ったのか?」という話題で井野瀬久美恵がトークした。
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金融業で巨万の富を得たロスチャイルド家の別荘にエリザベス1世の直筆の手紙がある。どちらもフランス語で、手紙の相手はフランスの王だったという。1580年にスペインはポルトガルを併合し、フランスを飲み込もうとしていたという。
スタジオでは「その時まで5年 新発見の手紙」という話題で井野瀬久美恵がトークした。
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エリザベス1世が即位してから30年。結婚を求める声はなくなったが、後継者問題が残っていた。エリザベス1世は事前に後継者を指名しており、玉座の空白が内容にしていたという。ただ手紙を見ると消した跡があり、後の研究でエリザベス1世は生前に後継者の指名は行っていなかったことがわかった。エリザベス1世は後継者を決めてなかったが、そこでフェリペ2世が後継者問題に介入してきた。そこでメアリー・スチュアートを後継者にしようと暗躍した。そして1586年にエリザベツ暗殺計画が露見し、そこにメアリー・スチュアートも含まれており、メアリー・スチュアートは処刑された。そしてスペインが無敵艦隊を送り込んできた。
スタジオでは「スペイン迫る!頼みの綱は」という話題で井野瀬久美恵がトークした。イングランドは財政不足で正規の海軍を持つことができず、頼みにしていたのは海賊だった。海賊を国家公認の存在にして海の防備を任せたという。
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1588年7月にスペインの無敵艦隊が迫った。一方でイングランド艦隊は8割が非戦闘の商船という状況。また地上波民兵が主力という状況で、エリザベス1世は自らのスピーチで民兵を鼓舞したという。専門家がスピーチを分析すると、実際に兵士に届いたのは5000人くらいだったという。そしてスピーチによってスペイン軍と対峙し、無敵艦隊を撤退させ、無敵艦隊は嵐で半数が命を落として大敗した。そしてこのスピーチが「世界を動かすその時」になったという。
最後に「きょうのその時」について話題になった。井野瀬久美恵は「リーダーシップの違いがスピーチに明確に出ている」と語った。
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エンディング映像。
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