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朝ドラ「まれ」出演者を代表して土屋太鳳が能登半島地震の被災者へメッセージを伝えた。
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- 令和6年能登半島地震連続テレビ小説 まれ
こんや10年ぶりに連続テレビ小説「まれ」の出演者が集結。スタジオにはドラマとゆかりの深い能登の特産品や自然豊かな風景写真が並べられた。ことしの元日に起きた能登半島地震。最大震度7を観測し339人が亡くなった。建物の被害は16万棟を超えている。地震からおよそ9か月、3人は厳しい現実を目の当たりにした。
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輪島市・大沢町を訪れた土屋。ドラマでは「まれ」の家族が住む町として描かれた。地震直後、大沢町は一時、孤立状態に陥った。全住民100人余りが故郷を離れざるを得なかった。ドラマで自宅を貸した山田さん宅を訪問。冬の大沢町での過酷なロケでは、山田さんや地元のみなさんが一丸となって出演者らを支えた。大沢町では土屋が訪れた5月も停電と断水が続いていた。
珠洲市を訪れた常盤。6代に渡り塩づくりを続けてきた角花洋さんと再会。ドラマでは角花さん指導のもと塩づくりに挑戦。大泉はとうもろこしに塩をかけて食べた思い出を振り返った。地震の影響で海底が隆起し海までの距離が以前より60m遠ざかってしまった。塩づくりに欠かせない釜も割れてしまい出荷できない状況が続いている。
輪島港を訪れた大泉。ドラマではまれが地元を盛り上げようと港で祭りを開いた。地震の前は漁師・海女500人が働き、県内でも有数の水揚げ量を誇っていた。地震前の漁ができるまで2~3年かかると言われている。漁師の田井さんは、漁港が復活しても以前の活気を取り戻せるか不安を募らせる。大泉は旅館を営む谷口正和さんと再会。建物は大きく損壊しホテルはいまも再開できていない。
能登では地震前の漁ができるまで2~3年かかると言われている。常盤は「雄大な自然が能登にはあって、それは唯一無二。丸ごと好き」などとコメント。土屋は「戻りたいって思う場所」と能登の思い出を振り返った。
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地震から半年、被災地に新しい居酒屋がオープン。大泉は地震前にフレンチレストランを経営していた池端隼也さんと再会。漁師の田井さんや別の店で働く料理人になども池端さんの店で働いている。震災直後、池端さんは炊き出しの呼びかけを行い、毎日2000食を作り上げた。
土屋は輪島塗の漆器店を営む大崎さん夫婦と再会。大崎さんの店は地震で倒壊し輪島塗も下敷になった。救い出された輪島塗は5000点を超えている。さらに大崎さんは新たな作業場を借り職人の作業を一部再開させている。
土屋が愛用している輪島塗の漆器を紹介。居酒屋を経営する池端さんはビデオメッセージで「輪島に来てください」と呼びかけた。土屋は「希望に向かって力を合わせるっていうのは“人”そのものの強さだと感じた」などとコメント。
輪島キリコ会館を訪れた大泉。住民が700年以上守ってきた祭り「キリコ」。しかし地震によって祭りを主催する神社にも大きな被害が出た。重蔵神社は拝殿や社が全壊。禰宜・能門亜由子さんの発案で、被災者とボランティアが一緒に祭りすることが決まった。集まったボランティア300人と祭りを盛り上げることができた能門さんは「仲間と一緒に協力できたのはありがたい」と話す。
重蔵神社では壊れた木材を利用して木札を作っている。土屋は「多くの方が知ることが大事と思う」とコメント。解体は進むも完了は来年10月と見込まれている。自宅の再建の見込みが立たない人も。8月までに6800戸以上の仮設住宅が建設されている。
土屋は「言葉にできない課題もあると思う」。大泉は「安易に“能登の皆さんは強い”って言っていいことではない気がする」。常盤は「私たちが今できること、恩返しを今こそしたいと思う」など、能登半島地震の被災者へメッセージを伝えた。
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