- 出演者
- 岩渕梢
人間国宝に新分野「生活分野」どう継承?をテーマに高橋解説委員が解説する。人間国宝は国が重要無形文化財に指定した技を持つ人、歴史の中で特に価値の高い技が選ばれ、能楽・歌舞伎などの「芸能」、陶芸や染織などの「工芸技術」2分野がありこの中の「個別のわざ」の保持者が人間国宝となる。文化庁によると10月16日現在で108人がいる。新分野「生活文化」文化芸術基本法には「茶道、華道、書道などその他生活に係る文化」記され今月16日文化審議会が3件の答申、今後保持者の認定が行われる。1つ目華道の「立花」花材を選び自然を表現、華道の古い姿を残す歴史的に重要なもので保持者は京都市の池坊専永氏、45世家元となっている。2つ目は「吟醸造り」手間・原料を惜しまず味と香りを追求した酒を製造する技、国税庁によると吟醸は「吟味し醸造する」意味で保持者は石川・能登杜氏豊口尚彦氏で吟醸酒ブームをけん引した功労者。3つ目は「京料理(懐石)」気候風土や伝統行事を巧みに反映し客をもてなす「わざ」で保持者の高橋英一氏は京料理屋主人でわざを公開し多くの料理人を輩出した。文化庁は今後も調査を続け10人まで広げていく方針。「生活文化」はユネスコ無形文化遺産登録への進み、2013年には「和食」などが登録され今年は「書道」登録を目指す。背景には担い手の不足がある。総務省社会生活基本調査などでは華道を趣味とする人は96年に457万人いたが21年には142万人に、杜氏の数も減少している。認定されると助成金やわざの継承に向けた取り組みもできる。文化庁では食文化の価値向上に力を入れている。新たな顕彰制度「食の至宝」は伝統的な日本の食に限らず洋食なども対象となる。裾野の広がりとして「駅弁」について、広島事業者とJR西日本が文化庁事業「食文化ストーリー」の中で調査し文化としての価値として冷めても美味しい技の継承の「鉄道文化」と郷土料理を伝える・発信などの「地域の食文化」の交差点だとした。次回は「大リーグ クレメンテ賞ってなに?」を紹介する。
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