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10月2日から始まる連続テレビ小説「ブギウギ」。傘置シヅ子さんをモデルにした物語。3月、ヒロインを演じる趣里さんがクランクイン、撮影は実家の銭湯のシーンからスタート、初日からリラックスした様子を見せた。この番組ではオフショット満載、ブギウギの見どころを先取りで紹介する。
ブキウギの見どころのひとつ、華やかなレヴュー。ヒロインの活躍は歌劇の世界から幕開けする。ドラマに登場するステージの制作には舞台のプロが大勢参加し本格的な舞台に仕上がっている。キャストとともに歌い踊るのはOSK日本歌劇団。かつて笠置シヅ子さんが所属していた歌劇団だ。歌劇の世界に憧れを抱いた鈴子は梅丸少女歌劇団（USK）に入団、そこにはさまざまな出会いが待ち受けていた。娘役で劇団を引っ張る大和礼子を蒼井優さんが演じる。また男役トップスター・橘アオイは鈴子たちの教育係で、演じる翼和希さんはOSK日本歌劇団の現役男役スターでドラマの撮影は今回が初めて。
ドラマでは歌劇の世界で生きるヒロインの奮闘ぶりと人間模様も描かれる。人気歌劇団のレヴューガールとしてデビューを果たしたスズ子はUSKの仲間たちと切磋琢磨していく。この日撮影していたのは踊りが上達しないスズ子が家で練習をするシーンで、バレエ留学の経験もある趣里さんだが、駆け出しのスズ子を演じる時にはあえてぎこちなく踊らなければならない。思っていた以上にドタバタしていたようで、映像を見て趣里さんは笑顔を見せ、振付の先生からは「上手だから下手にも踊れる」などと声をかけられた。ヒロインの魅力を趣里さんは「まっすぐでちゃんともがいているところがスズ子。明るく前に進んでいくポジティブなエネルギーを持っている」などと話した。スズ子と共に成長していくUSKの仲間は個性豊か、稽古場のシーンにお邪魔してみると本番の合間にジャンプ力競争が始まるなど和気あいあいとした雰囲気だった。今回、歌劇団の見せ場となるのがラインダンスで、撮影はかなりきつそうだった。ラインダンスをみんなに教える役の蒼井優さんもカットの声がかかると「いっぱい間違えましたー」と言い、ラインダンスについて「ずっと踊っていなかったので…もう1回とおっしゃるんですけどちょっと待ってくださいみたいな。あっと言う間に体力がなくなる。明るくしんどさをみんなで共有できて楽しかった。」などと話した。
ブキウギの大きな魅力の一つ音楽。名曲の生みの親が登場する。戦後の日本を明るくした大ヒット曲「東京ブギウギ」。その作曲者であり、笠置シヅ子さんの才能を開花させたのが日本のポップスの先駆者と言われる服部良一さん。そんな服部良一さんをモデルにした作曲家・羽鳥善一を草なぎ剛さんが演じる。この日収録するのは、スズ子の人生を変える「東京ブギウギ」を趣里さんが歌い・踊る重要な場面だ。スズ子を一流の歌手へと育てる人気作曲家で、草なぎさんがお気に入りというセリフが「トゥリー・ツー・ワン・ゼロ」。「スリーじゃなくてトゥリー、羽鳥さんっぽくて。善一の中にあるグルーブ感というか福来スズ子を盛り立てるパッションが大事。オンステージで歌う趣里ちゃんの歌声と踊りに一番注目していただきたい」などと草なぎさんは話した。ドラマ・ブキウギの音楽を担当するのは服部良一さんの孫・服部隆之さん。数々の大ヒットドラマや映画音楽を手掛けている。大切にしたことは、「ブギウギですからリズムを前面に出したいと意識した。服部良一はジャズ。服部良一が持っている音楽の特徴を意識した。」とのこと。また祖父の原譜をきっちり見たそうで、そこに自分の味を入れていくようにしているとのこと。
ヒロイン・スズ子を支える家族と「はな湯」を紹介。スズ子の実家、銭湯のはな湯はご近所さんが集う憩いの場。幼い頃より歌と踊りが大好きなスズ子は両親と弟、にぎやかな常連客に囲まれのびのびと育った。父・花田梅吉を演じるのは柳葉敏郎さん。はな湯の撮影現場はリハーサルから大盛りあがりで、柳葉さんは「人と人とのコミュニケーションが満載の場所」などと話した。また子ども想いの優しい母・花田ツヤを水川あさみさんが演じる。ツヤさんがいつも座っている銭湯の番台の中には、そろばんや台帳などがあり見えないところにもこだわりがつまっていた。
連続テレビ小説「ブギウギ」の本番収録に密着した。リハーサルでは動きを入念に確認していた。この日の演目は鈴子が歌い、同世代の仲間が踊る「恋のステップ」。歌手を演じる趣里さんは20曲の歌のレッスンに取り組み本番にのぞんでいる。後輩の秋山美月を演じる伊原六花さんはタップダンスに初挑戦した。タップダンスを指導しているRON×IIさんは「過去最高の伸び率」等としている。ラインダンス本番では練習の成果を発揮した。
ポスター撮影の裏側に密着。ブギウギのポスター撮影が行われたのはレトロな長屋。美術スタッフが飾りつけを行い、大勢のエキストラが加わり昭和感あふれる風景になっている。撮影を担当する のは写真家の浅田政志さん。浅田さんは「歌手の方なので音楽という要素と一般の方に愛されたとういうことを主軸にして考えたシチュエーション」等としている。
趣里さんは「このドラマに出てくるキャラクターは色々抱えているけど、すごいポジティブ。それを見て元気な朝を迎えてほしい」等とした。
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- 花田鈴子
連続テレビ小説「ブギウギ」は10月2日からスタートする。