2023年6月26日放送 10:05 - 10:45 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
台湾 ウクライナ情勢

出演者
望月麻美 中川栞 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

(世界のトップニュース)
“ドラァグクイーン”保守派が規制/仏F2

アメリカでは“ドラァグクイーン”保守派が規制。フランスF2のニュース映像が流れた。アメリカは“ドラァグクイーン”が法律に直面。カリフォルニアのカフェでは月に一度ショーを行っているが出演者は今後ステージにあがるとき不安を感じるという。“ドラァグクイーン”をターゲットした法律のために複数の州でショーができなくなったのだ。今年になってから規制する法案は次々成立しテネシー州は全面的禁止となる。フロリダ州は子供がいる場合、パフォーマンス制限を盛り込んだ法律に知事は署名した。法律にたいして意義もある。子どもたちに悪影響が残るという声もある一方、バイデン大統領は式典でLGBTQプラスの権利などを訴えた。

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カリフォルニア(アメリカ)ジョー・バイデンテネシー州(アメリカ)ニューヨーク(アメリカ)フロリダ州(アメリカ)
ワールドEYES
同性婚めぐる 世界の現状

世界では性的マイノリティの人の権利を巡る議論が活発化している。国際レズビアン・ゲイ協会によると、今年4月時点で、同性婚を合法化した国・地域は、ヨーロッパや南北アメリカを中心に、34の場所で認められ、アジアでは唯一台湾で認められ、これまで1万組以上のカップルが結婚している。台湾では、1990年代から性的マイノリティの権利向上の運動が活発化し、同性婚を認めないという民法規定は憲法に違反しているという司法判断が下り、合法化に舵を切ることとなった。合法化される直前は、世論の過半数が反対の立場だったが、2023年現在では、6割を超える人が支持をしている。同性婚に詳しい明治大学の鈴木賢教授は「そもそも人権思想自体は欧米から生まれ、マイノリティやいかなる属性の人間であっても、平等に権利を共有するという原則があります。多くの国々はキリスト教文化圏で、同性間の性行為に刑罰を科してきました。そういった国では、まず処罰化をやめる法改正、そして同性愛者の権利保障の法律整備と進みました。しかし、そもそもアジアでは同性間の性行為を処罰する法律がないため、プライベートな問題で、法的な議論の対象にはなっていませんでした。そのため、法的議論が進みませんでした。台湾は、自由や民主主義といった普遍的価値を大事にしており、アイデンティティとしています。台湾の存在を脅かしているのは、中国ですね。自分たちは中国と違い人権を尊重することをアピールする狙いもあり、同性婚が認められてきたのでしょう。今年3月まで、1年間台湾で研究してきましたが、台北の街では同性カップルが親しく歩いているのを見てきました。制度が出来て意識が変わり、当事者の自信も深まり、性の多様性を受け入れる方向に急速に社会が変わっています。ただ、この問題は世代間の意見の違いが際立っており、まだ今年も35%を超える人が反対を示していますね。自分の体の性が一致しない性自認の人が知られてきていますが、自分が理解できない・共感できない人があっても、人間だから平等に権利を持つ、それが原点だと思います。他にも、政権交代が起きているタイでは、同性婚やパートナーシップ法を取り入れるのではないかと言われています。また、韓国も、裁判で同性カップルにも社会保障の権利を認めるべきという判決が出ています。なので、韓国の方が裁判を通じ、同性婚を実現してしまう可能性もあり得るでしょう」などと話した。

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ソウル高等裁判所ソウル(韓国)タイバンコク(タイ)ピタ・リムジャラーンラットローマ(イタリア)ワルシャワ(ポーランド)前進党台北(台湾)台湾国際レズビアン・ゲイ協会明治大学韓国
UFO風の乗り物 試験飛行 中国

中国でUFO風の乗り物の試験飛行が行なわれた。中央に人が乗り、地上200mまで上昇できるという。最高時速は50km、15分間の飛行が可能だという。

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中国深セン(中国)
(世界のトップニュース)
人工妊娠中絶の権利 大統領選争点に/米ABC

アメリカで国を二分する議論となっている人工妊娠中絶をめぐり、中絶は女性の権利だとした1973年の判断を連邦裁判所が覆してから1年になる。この判断が覆された後、知事が野党共和党の州を中心に、中絶の規制を強める動きが相次いでいる一方、中絶という女性の権利を取り戻すべきだと訴える人たちの活動も活発になっている。この問題は来年秋の大統領選挙で重要な争点になるとみられ、アメリカ・ABCは中絶に対する考え方次第で投票行動を変えるという人もいると伝えている。

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アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニーアメリカ合衆国連邦裁判所カマラ・ハリスサウスカロライナ州(アメリカ)ドナルド・ジョン・トランプノースカロライナ州(アメリカ)ワシントン(アメリカ)民主党
規制解除後 200万人が大巡礼に/カタール アルジャジーラ/シンガポールCNA

イスラム教の聖地・メッカへの大巡礼を行う人々が続々と到着している。到着した人々は聖なるモスクに向い、カーバ神殿の周りを回る儀式を行う。サウジアラビア当局によると国外から到着した巡礼者の数は160万人以上にのぼっているとのこと。巡礼省によると今年の巡礼者の合計は160か国・230万人にのぼると予測さひている。一方、内務省は巡礼期間中の交通整理のため許可を取得していない車両が巡礼の区域に入ることを禁止する措置も開始した。サウジアラビアでは新型コロナによる規制が解除されてから初のメッカへの大巡礼がはじまろうとしている。しかしエジプトからの巡礼者は旅費の高騰という新たな難題に直面している。エジプトでは新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻の影響で経済危機が深刻化しており、インフレ率が40%を超えている。外貨も不足しており、多くの巡礼者が時間はかかるものの飛行機より安い陸路での移動を選択している。

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CNASARSコロナウイルス2アルジャジーラエジプトサウジアラビアハッジメッカ内務省
(エンディング)
あすは

あすの「キャッチ!世界のトップニュース」の番組宣伝。

エンディング

エンディングの挨拶をした。

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