- 出演者
- 望月麻美 江原啓一郎
オープニング映像。
ホルムズ海峡をめぐりアメリカとイランは互いに譲らず緊張が高まっている。イランの革命防衛隊はホルムズ海峡で船舶がイラン側が定める航路を通らなかったとして警告射撃し、海峡を封鎖すると表明した。一方アメリカはイランの軍関する施設など約140か所の標的を攻撃したと発表、更にイランへの追加攻撃を明らかにした。アメリカ・ABCのニュースを紹介。イランの最高指導者・モジタバ師は父・ハメネイ師の殺害に復習を誓い国営放送で声明を発表した。その直前トランプ大統領は「イランが自分を暗殺しようとすればイランを破壊する」とSNSに投稿していた。
ホルムズ海峡の再びの封鎖を宣言したイランと、イランはホルムズ海峡を支配していないとするアメリカ。攻撃の応酬は続き情勢は不安定となっている。アメリカ中央軍は11日、イランの約140か所の標的を攻撃したと発表、3回の攻撃で300か所以上を攻撃したとしている。さらに12日、日本時間の今朝6時にイランへの追加攻撃を開始したと明らかにした。イランは報復としてカタールやヨルダンなど米軍基地や軍事施設を攻撃。中東全域を巻き込む戦闘に発展している。先月アメリカとイランが交わした覚書には“イランが60日間に限り商船の安全航行を無償で確保するため最大の努力する”ことなどが盛り込まれていた。トランプ大統領は11月に中間選挙を控える中、イランとの戦闘を集結してホルムズ海峡をいち早く開放しエネルギー価格を下げることが優先事項だった。しかし覚書ではホルムズ海峡の扱いについても曖昧な文言となり、双方の立場や認識が隔たったまま。トランプ大統領の足元を見るかのようなイランの行動が続いている。
アメリカ共和党の重鎮でトランプ大統領と緊密な関係を築いていたリンゼー・グラム上院議員が死去。71歳だった。グラム氏はイランに強硬姿勢を掲げるなど外交や安全保障分野の強硬派として知られる一方、ウクライナに対しては支援の必要性を訴え続け10日は首都キーウを訪れゼレンスキー大統領と会談したばかりだった。アメリカABCのニュースを紹介。11日夜トランプ大統領はグラム氏を「私が知る最も偉大な人間であり上院議員で、真の愛国者だった」とした。
アメリカのグラム上院議員の突然の死について、アメリカ・ABCは「驚くべき訃報」だと伝えていた。アメリカでは各メディアがトップニュースで伝えその死は大きな衝撃をもって伝えられている。グラム氏は共和党の重鎮で2016年の大統領選挙に立候補、一時はトランプ大統領を厳しく批判していたが近年は支持にまわり緊密な関係を築き「盟友」とも呼ばれていた。共和党きっての対外強硬派として知られ、イラン・ロシア・中国に厳しい姿勢を示し影響力を発揮してきた。またイスラエルを強く支持する立場でも知られ、アメリカ国内ではパレスチナ情勢を受け経済的・軍事的支援に否定的な若い世代が増加。共和党は親イスラエルでありグラム議員の死はネタニヤフ首相にとってはアメリカの重要な友人を失ったことになる。
タイの首都・バンコクの飲食店できょう未明、大規模な火災が発生した。火は約30分後にほぼ消し止められたが、現場を訪れたアヌティン首相は、これまでに少なくとも27人が死亡し、複数のけが人が病院に運ばれたと明らかにした。アヌティン首相は「あっという間のことでした。爆発もあり、皆が煙と炎から逃れようとした」と述べた。今回の火災は最近のタイの繁華街での火災の中でも大規模なものの1つで、タイ全土の夜の繁華街における防火基準に対する疑問を再び感知した。関係者によると捜査が進み、犠牲者の身元が明らかになるにつれ死者数が増える可能性があるとしている。
南シナ海をめぐりフィリピンが申し立てた国際的な仲裁裁判で、中国が南シナ海のほぼ全域に管轄権を主張しているのは法的根拠がなく、国際法に違反するという判断が示されて10年になる。日本やアメリカなど14か国が共同声明を発表し、判断を受け入れない中国に遵守するよう求めた。これに対し中国外務省は判断を受け入れない考えを強調した。フィリピンは判断に基づいて外交政策を転換し、南シナ海行動規範の締結を目指している。判断が示されたのは前ドゥテルテ大統領の就任から約2週間足らずあとのことだった。ドゥテルテ氏は任期前半はこの判断を重要視しない考えを示し、フィリピンと中国の関係は好転した。しかし中国からの投資や融資は伸びず、ドゥテルテ氏は2020年、予想外の方針転換を決め、国連総会での演説で判断を再確認すると表明した。現政権を率いるマルコス大統領は仲裁判断に基づき、中国に対する主張をより強め積極的な行動をとっている。2023年に政策を打ち出し、南シナ海において中国がフィリピンの軍や民間の船舶に対し警告を発したり乗り込んだり放水銃を使用している映像を公開し危険な現状を訴えている。さらにアメリカ、日本、オーストラリアなど以前からの友好国やNATO北大西洋条約機構やイギリス、カナダ、ニュージーランドといった国々との防衛、安全保障面を強化している。しかしASEAN東南アジア諸国連合においてはまだ大きな成果は得られていない。ASEANは2023年に初めて南シナ海における領有権問題に懸念を表明し、相互信頼と自制を呼びかけた。ことしASEANの議長国であるフィリピンは以前から求めてきた南シナ海行動規範の締結を強く呼びかけるものとみられていたが、専門家は加盟国のあいだで立場に違いがあり、締結はまたも先送りされるのではないかとみている。国内の世論調査ではマルコス政権の取り組みに強い支持が集まっている。専門家は領有権をめぐる緊張がすぐに弱まることはないとみているが、2016年の判断はフィリピンの外交政策を形作り、南シナ海の戦略的、司法的展望を変えたとしている。
ASEAN東南アジア諸国連合はきのう、ミャンマー情勢をめぐる非公式の外相会議をタイで開いた。この会議にミャンマー側から軍の影響力が強い政権が任命した外相が5年前の軍のクーデター以降、初めて参加した。クーデター以降ASEANは、主要な会議へのミャンマーの首脳や閣僚の参加を拒否してきたが、直接的な対話を重視する姿勢に転換した形。ただ、ミャンマーの議会は最近、ASEANの和平案である5項目の合意を「内省干渉」と呼び異議を唱えている。会議に出席した人の話によると、「会議は建設的で率直なやりとりが行われた。一番の目的はミャンマーの外相の話を聞くことだった。5項目の合意について説明することが特に重要だった」と話しているという。今後はこの5項目の合意がいかに実施されるかという点に加え、ほかにどのような進展が期待されるかについても注目が集まっている。フィリピンのラザロ外相は「私は同僚たちとともに前向きな進展を求める。特に国家間の建設的かつ包摂的な政治対話の重要な要素であるアウンサンスーチーをめぐる状況について前向きな進展を求める」などと述べた。シーハサック外相は「5項目の合意の革新である原則が変更されたかというなら、そうした変更はない。しかし相手の話を聞くという意味では確かに変化があったと思う。それは前向きなものと考えている」と述べた。ミャンマー政権は実際に成果を出すことが求められている。一方、ASEANは今月中に外相会議を開き、こうした問題について、またこれが最終的なミャンマーのASEAN復帰につながるか否かについてさらに議論することになっている。
去年、停戦合意が発効した後もイスラエル軍はガザ地区に散発的な攻撃を続けていて、無人機による攻撃で8歳の少女を含む6人が死亡した。また、以前の攻撃で負傷し入院していた2人も亡くなった。停戦後のいまもイスラエルはほぼ毎日ガザの攻撃を行っている。
イスラエルの議会は12日、任期満了に伴う総選挙をことし10月27日に行うと発表した。地元メディアの世論調査ではネタニヤフ首相が党首を務める右派政党リクードのほか、ベネット元首相、軍での経験豊富なアイゼンコット氏が率いる政党が第1党として有力視されている。イスラエルでは選挙結果が確定したあと大統領が各政党と協議し、連立政権を組むことができると判断した政党の代表に組閣を要請することになる。ネタニヤフ首相をめぐってはガザ地区での戦闘や、自らの汚職疑惑について国内から批判の声も挙がっている。第1党を維持し首相を続投するかどうかが焦点。
世界第3位の産油国・ロシアの首都・モスクワのガソリンスタンドに長い行列ができている。ウクライナ軍は軍事侵攻に対抗するため、無人機でのロシア国内の石油生成施設への攻撃を強化しており、このためロシア各地でガソリンの供給不足が起きている。多くの給油所が閉鎖されていて、石油大手ルクオイルの給油所では1台20リットルに制限されている。ロシアは世界第3位の産油国だが石油を輸入しディーゼル燃料の輸出を禁じるという厳しい措置をとっている。ロシア南部はさらに深刻だという。ロシアが攻撃を続けるためには石油産業が重要。トランプ大統領は「これは戦闘終結につながるエスカレーションだ」と述べた。ロシア側は「アメリカは状況を読み違えている」とし、「エスカレーションは平和にはつながらず、ロシアによる攻撃のエスカレーションにつながる」と警告した。
猛暑が続き熱中症が心配される中、ドイツでもエアコンの需要が急激に高まっている。しかしエアコンの普及率は23%余で、多くの住居がエアコンを簡単に設置できる構造になっていない実情をドイツが伝えている。エアコンの室外機を設置するためには壁に穴を開けなければならず、所有者の同意が必要になる。移動式のエアコンの場合は自分で取り付けてすぐに使えるというメリットはあるが、排気ダクトを窓から出す必要があるため、窓を開けておかなければならず冷却効率があまりよくない。アジアで製造される配管のないエアコンが待たれるが、消費者協会によるとこのタイプは冷却機能はないという。
中国・上海から中継。経済が減速する中でも好調な銀髪経済。上海支局の山元康司支局長に聞いた。中高年を対象にした介護ビジネスを指す「銀髪経済」。高齢者の介護用品販売店には杖、手押し車、靴などが並んでいる。中国の去年末時点の高齢者、65歳以上の人口は2億2,000万で中国の人口の15%余りを占めている。2035年には3億人を超え、銀髪経済の市場規模は700兆円になると予想されている。
上海にある集合住宅。91歳の女性は息子夫婦と孫の3世代4人で同居。これまでに2回転倒したこともあることから2年前、室内に手すりを設置した。中国では自宅で家族と暮らす高齢者が多く、その割合は約9割。住宅のバリアフリー化の需要が高まっている。住宅をリフォームした会社。高齢者の住宅などを10年で約300件手掛けてきた。中国では一般的な住宅の浴室とトイレ。シャワースペースとの境界に15cmほどの止水板がある。リフォームでは排水溝を床に埋め、高齢者が躓かないよう段差をなくした。バスタブを撤去し、車いすが通れるスペースも確保した。リフォームをする際、顧客が選ぶ製品のほとんどは日本製。日本から輸入した手すりの断面は楕円形で、高齢者がつかんだり体重をかけやすいよう工夫されている。
先月開かれた介護用品の大規模な展示会でも日本の製品が注目された。日本で介護用品のレンタルなどを手掛ける会社。7年前中国に進出し、100種類の介護用品を販売。中国での売り上げはことし、去年の5倍を見込んでいる。この会社では独自の販売方法で中国市場の需要を取り込もうとしている。ことし四川省にある日系の商業施設にショールームを開設。月1回高齢者の交流会を企画して来店を促し、使い勝手を体験してもらう。ネット通販が盛んな中国であえて対面で丁寧に販売し、新たな需要を掘り起こしている。
中国・上海から中継。高齢化が進む日本のノウハウが中国のニーズに応えている。福岡県の会社が生産する介護用いすは取っ手と車輪がついており、車いすの機能を備えている。靴の裏には滑りにくい素材が使われ、万一の転倒を防ぐ。課題は通関手続きや中国での販売網の確保。中小企業であっても日本の介護用品は今後中国での需要はまだまだ大きいとみられる。
沖縄県や台湾に被害を出した台風9号は中国東部の浙江省に上陸し、北に向かって進んでいる。中国の中央気象台は雨や風に警戒するよう呼びかけている。200万人が避難したとオーストラリア ABCは伝えている。中国には先週台風10号が上陸し、大きな被害が出ている。広西チワン族自治区では台風10号により壊滅的洪水となり、少なくとも39人が死亡した。
中東・カタールでハマド前首長が死去した。74歳だった。ハマド前首長はカタールを世界最大のLNGの輸出国に押し上げたほか、衛星テレビ局「アルジャジーラ」を開設し、中東のニュース報道のあり方を変えるなど2013年に息子のタミム首長に地位を継承するまでカタールの国際社会での存在感を高めてきた。ロンドンの老舗デパート「ハロッズ」を買収するなどした。カタールの政治的影響力は現在北アフリカからアフガニスタンにまで及ぶ。2022年には中東初となるサッカーワールドカップを開催。イスラム教シーア派の大国イランやパレスチナのイスラム組織「ハマス」、エジプトが非合法としたムスリム同胞団とも絆を作るなど独自路線を貫いた。
サッカーワールドカップはベスト4が出揃い、準決勝でスペインはフランスと対戦する。スペインの前首相がフランス代表について「非常にレベルの高いチームだがフランス人はいない」と新聞に寄稿。フランス国内やスペインからも非難が続いている。フランス代表をめぐっては、南米の国からも人種差別的な表現が出されていて、物議を醸している。サンチェス首相は「外国人排斥的」と厳しく非難している。アルゼンチンの副知事は「アフリカ代表と言うべき。私はエムバペが大嫌い」とSNSに投稿。パラグアイの上院議員もエムバペに対し侮辱的な言葉を浴びせている。フランスサッカー連盟は非難している。マクロン大統領の側近は「大統領はこれまでもフランス代表への人種差別的な攻撃と戦ってきた。今後もその姿勢は変わらない」とのコメントを発表した。
タイの首都・バンコクの飲食店で大規模な火災が発生。現場を訪れたアヌティン首相は少なくとも27人が死亡したと明らかにした。
