- 出演者
- 三浦大知
ストリートファイターは相手と戦い技を繰り出し合って勝負を決する格闘ゲーム。シリーズは35年以上、累計販売は5600万本。近年は世界規模の大会が続々と開催されている。
格闘ゲームの金字塔を紐解く。中山貴之は幼い頃ストIIに親しみ最新作では制作の指揮をとる。
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- ストリートファイターII
本作は相手と1対1で戦う格闘ゲーム。制限時間内に画面上部に表示される体力ゲージを先に0にした方が勝ちとなる。操作に使うのは方向キーと6つのボタン。打撃を使い分けて相手の体力を削る。相手から攻撃を受けた時に後ろ方向のキーを押しているとガードして敵の攻撃を防げる。投げはガードしている相手を崩すことの出来る動作。打撃・ガード・投げは三竦みの関係になっている。
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- ストリートファイター6
中山曰く読み合いが一番おもしろいという。時間切れの場合は残り体力が多いほうが勝ちとなる。
プレイヤーの個性に更に拍車をかけるのが多種多少なキャラクターたち。それぞれ見た目だけではなく攻撃の特性や技も異なる。ダルシムは手足が伸び遠い間合いから攻撃できるが小回りはききにくい。スピードが速いタイプや連続攻撃が得意なタイプなどプレイヤーはたくさんのキャラクターの中から自分にあうキャラを探すことができる。また、必殺技を出すためにはコマンドが必要。
記念すべきシリーズ1作目は1987年にゲームセンターで稼働が始まった。ストリートファイターIIが格闘ゲーム界に革命を起こす。当時の他のタイトルと比べて選べるキャラクターが8人と圧倒的に多かったことや方向レバーと6つのボタンを使い分けて戦う戦略性などから人気が爆発。筐体を向かい合わせに配置。それまでは1つの筐体で2人が横並びで対戦していたという。ライバルと巡り合う文化が誕生した。
プロゲーマー梅原大吾は30年以上にわたりストリートファイターの第一線で活躍。ゲームセンターに登場してからおよそ1年後には家庭用ソフトも発売されプレイヤー人口はさらに増加した。全国大会も開かれブームは日本中に広がった。
ゲームを通じたコミュニケーションがある。「俺より強い奴に会いに行く」というキャッチコピーがあったという。
2023に行われた世界大会では、全盲プレイヤーが参加した。自身の攻撃が当たったことを音で確認すると間をおかず連続技を叩き込んだ。健常者を相手に見事勝利し確かな実力で観客を魅了した。Svenが病気で両目の視力を失ったのは6歳の頃。音を頼りにゲームをプレイし今は全盲のガールフレンドと毎日のようにゲームを楽しんでいる。
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- EVO 2023ストリートファイター6
視覚に障害のあるプレイヤーは少なくないという。サウンドアクセシビリティ機能は闘いの状況を音で把握できること。プレイヤーの情熱とメーカーの創意工夫がより多くの熱い戦いを生んでいる。
三浦は「拳を交えることで繋がれる」などと放した。
格闘ゲーマーかにゃさんは病気でコントローラーがうまく握れない。そこで編み出したのは2つのコントローラーを使うこと。また、格闘ゲーマーJeniさんは難病で首から下がほとんど動かせない。専用のコントローラーを製作した。障害の有無にかかわらずゲームを楽しめるプレイヤーを増やそうとメーカーのコントローラーも進化を遂げている。
梅原大吾の練習の様子を紹介。ヒット確認は攻撃がヒットしたかガードされてしまったかを確認して、その後の行動を決めるというテクニック。攻撃がヒットすると追加攻撃を行う。攻撃がガードされ追加の攻撃をしてしまうと隙ができてしまう。ヒット確認には制限時間があり0.3秒という。
スト6のライバルはスト II。中山はスト IIを超えたいという。
1人プレイ用のワールドツアーはキャラを操作しストリートファイターの世界を旅することができる。プレイヤーはストーリーを通じて様々なキャラクターに弟子入し戦闘スタイルや必殺技を習得していく。
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- ガイルストリートファイター
バトルハブはゲームの中に作られた巨大なゲームセンター。世界中のプレイヤーがリアルタイムで集まり筐体に座って対戦ができる。ゲームセンター文化とインターネットの融合という。
中山はゲームセンターで体験したことが現代でできたら良いと思い作ったと話した。横山曰く自分自身がライバルという。ライバルがいないと強くなれない。
エンディング映像。