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- 山口一郎(サカナクション)
山口一郎さん、「チ。-地球の運動について-」の作者・魚豊さんの挨拶。魚豊さんは声の出演などはあるが対談は初めてだと話した。
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- チ。-地球の運動について-
アニメ「チ。-地球の運動について-」ついて紹介。原作は手塚治虫マンガ大賞などに輝いた話題作。舞台は15世紀、 天動説が常識で地動説は異端だった時代。禁じられた地動説に挑む研究者達の物語。
オープニング映像。
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山口一郎さん、魚豊さんの対談。山口さんは、作者がどんなことを考えて作ったのか興味が湧いた、と話した。魚豊さんは創作のきっかけについて、知性と暴力の関係性に興味があり題材を探し地動説にたどり着いたと話した。人間はなぜ宇宙に惹かれるのか、魚豊さんは海外で星空を見た際に、20%ぐらい綺麗だけど80%くらい気味が悪かった、昔の時代はもっと星について調べたいと思ったのでは、など話した。また現代になるにつれ、分かれば分かるほど分からないということがわかってくる、自分たちはそのパラドックスの中で自分たちのアイデンティティがあるというのも特殊な人間の時代だと思う、など語った
東京都三鷹市の「国立天文台」を山口さんが訪ねた。山岡均さんが太陽系の大きさを14億分の1に縮めたモニュメントを紹介した。続いてガリレオが使っていた望遠鏡の復元模型を見学した。ガリレオ・ガリレイは自作の望遠鏡を使い地動説を支持したが、異端審問にかけられ、地動説は間違いだと無理やり誓わされることになった。最新の望遠鏡は電波望遠鏡。天体からの電波を受取測定する。
「国立天文台」を山口さんが訪ねた。アルマ棟という研究施設を訪ね、世界最高性能の「アルマ望遠鏡」について教えてもらった。史上最大スケールの電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」は20以上の国や地域が協力し、チリのアタカマ高原に建設された。視力で12000あり、東京から北海道に置いた一円玉を見分けることができる性能とのこと。現地で観測する人に話を聞いた。観測で原始惑星系円盤を捉えたことが一番興奮したことだと話した。
アルマプロジェクトの研究者たちに話しを聞いた。研究テーマについて、廿日出さんは「銀河形成・進化」、守屋さんは「星の爆発」、大橋さんは「惑星の形成」と話した。アルマ望遠鏡を使うと宇宙の初期の頃まで見ることができるという。望遠鏡は選ばれた観測提案に使われるため倍率が高いとのこと。3人は宇宙を研究することの難しさ、今の研究者たちにとって地動説はどんな意味を持つのかなどを話した。
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山口一郎さん、魚豊さんの対談。創作アイデアについて魚豊さんはアイデアがひらめく瞬間があると話した。山口さんはバンドでは音楽を人に任せる部分があるが漫画でもあるのか質問した。魚豊さんは漫画はコントールがききやすいメディアだと思う、漫画は作家性を維持したまま閉じれる、など話した。
山口さんは岐阜県飛騨市にある施設を訪ねた。スーパーカミオカンデを見学する。ニュートリノ研究を突き詰めれば宇宙の成り立ちが理解できるかもしれないと言われているという。ニュートリノは最小単位である素粒子のひとつで常に地球に降り注いでいる。素粒子を捉えて研究するのがスーパーカミオカンデ。
山口一郎さん、魚豊さんの対談。山口さんはこれまでの経験を踏まえ、たまたま生まれた生命体が複雑化、進化していると思う、など語った。魚豊さんはアニメ主題歌について「勝ちを確信した、嬉しかった」など話した。もともとサカナクションの曲が好きだったという。山口さんは懐かしいアニソンを現代のアニソンにどう希釈するかをテーマに取り組んだと話した。