- 出演者
- 石原良純
石原良純が大阪ヘリポートから約130kmの伊勢神宮までフライト。伊勢神宮の正式名称は「神宮」で内宮・外宮を含む125社から成る。東京から伊勢神宮までは新幹線・特急を乗り継ぎ3時間あまり。30年来の親友の萬田久子さんと一緒に伊勢神宮を巡る。
- キーワード
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良純さんがお伊勢参りに来る際に泊まるのは「伊勢パールピアホテル」。部屋の窓から見える近鉄特急が良純さんの楽しみ。2人は参道を散策した。伊勢神宮では訪れること自体が大吉のためおみくじはない。参拝の作法は男性は帽子を着脱、女性は帽子を脱がない。外宮は天照大御神の食事を捧げる豊受大神が祀られている。2人は社殿に参拝し展示施設「せんぐう館」へ。撮影禁止の貴重な場所へ案内してもらった。
一行は外宮正殿の高さ約10mの原寸大模型を見学した。参拝の順番は外宮・内宮どちらが先でも良い。続いてやって来たのは内宮。日本人の総氏神・天照大御神が祀られている。一生に一度はお伊勢参りと庶民の間で流行り江戸時代には6人に1人がお参りしたと言われている。社殿は20年に1度建て替えられる。その行事は式年遷宮と呼ばれ1300年続く伊勢神宮で最も重要な儀式。建て替え時に出た古い木材は伊勢神宮の様々なものに再利用されている。参拝の作法は全ての鳥居で一礼すると丁寧。
オープニング映像。
結婚相談所の代表・大平さんの幸福時間はガマの油売り。筑波山の山麓に残る伝統芸能。口上の始まりは江戸時代。大平さんは1年半前に始めた。観客との掛け合いは反応や手応えがある。
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伊勢市の約1/4が伊勢神宮の土地になっている。手水舎は神社ごとに読み方が異なり伊勢神宮では「てみずしゃ」と読む。御手洗場は徳川綱吉の母・桂昌院がお金を出して作った。
御手洗場は徳川綱吉の母・桂昌院が手を洗いやすいように石段を作った。伊勢神宮のお祭は年間約1500回。およそ半数を占めるのが毎日朝夕2回行う日別朝夕大御饌祭。神域の森を支えているのはクスノキ。
伊勢神宮では自然の天然林の中で建物の周りには人工的にクスノキが植えている。クスノキは葉に水分を多く含むため当時は火災から森を守ろうとしたという。天照大御神の大好物はアワビ。アワビがたくさんとれることからお住まいに伊勢が選ばれた。御贄調舎はアワビを調理するための建物。一行は正宮で参拝し式年遷宮の御敷地を見学。新たなお宮は現在のお宮の隣に建てられる。
2013年の式年遷宮の貴重映像を紹介。新しいお宮に使う御用材には長年続く問題がある。平安時代の終わりになると材料の木がなくなり鎌倉時代以降はよその山に求めるようになった。大正12年からは神宮の森を計画再生している。一行は海産物の神様・由貴御倉、お酒の神様・御酒殿神を参拝。
良純さんが午前7時にやって来たのは宇治橋の鳥居前。多くの人がカメラを構えて出待ちしていた。お目当ては冬至の前後にしか見られない鳥居越しご来光。待つこと15分、見事なご来光が見られた。毎年冬至の日の前後1カ月しか見られない。冬至の日は朝日が1番良い位置に昇る。鳥居越しのご来光は開運を祈るため多くの人がスマホの待ち受け画面にするという。
神宮の森は伊勢市にある森林の約半分を占め東京・世田谷区とほぼ同じ広さ。20年に一度の式年遷宮で新しい社殿などに使われるヒノキが自生していたが伐採が進んでしまったが約100年前からの再生計画により復活を遂げようとしている。一般人の立入禁止の神宮の森へ特別潜入。神宮の森はヒノキを育てるために間伐率の高い間伐を実施しているため明るいのが特徴とのこと。自然と生えてくる広葉樹もヒノキと共に育てて針葉樹と広葉樹が混ざりあった森になっている。広葉樹の落ち葉が栄養となって豊かな土壌が生まれる。かつては岩肌が見えるほど山が荒廃した時代、式年遷宮度に大木を伐採しさらにお伊勢参りの流行に伴い薪用の木材としても使用されていた。不足した分は長野県や岐阜県などから木曽ヒノキを運び込め式年遷宮の御用材として使用していた。
昭和28年の式年遷宮の貴重映像を紹介。第59回式年遷宮は昭和24年に行われる予定だったが戦後復興を優先し昭和28年に行われた。人の手により荒廃した神宮の森。再び豊かな森に戻そうと壮大な計画が始まった。1923年から御用材となるヒノキを育て森を再生する計画がスタート。
ヒノキの間伐作業を見学。ヒノキにくさびを入れて切り倒した後、枝を切って材木にする。切り倒されたヒノキには御用材になれないもう1つの理由がある。切り倒されたヒノキを見ると節に穴が開いている。木の形で欠点を見極めて間伐するものを選抜している。
良純さんと萬田久子さんは「喜久屋」を訪れ「生姜糖」を試食した。続いて「白鷹 三宅商店」へ。良純さんは「白鷹 純米吟醸樽香 特別限定酒」、萬田さんは「イセカルダモンコーラ」を堪能した。
良純さん激推しスポットを紹介。「松阪まるよし伊勢おはらい町店」は「松阪牛肉寿司」や「牛鍋」を楽しめる。「手こね茶屋 おはらい町中央店」では伊勢の名物料理「てこねずし」「伊勢うどん」をいただける。刃物店「伊勢 菊一」では神話をなぞらえた占いができる。