- 出演者
- 東野幸治 アンミカ 高松聡
オープニング映像。今回のテーマは「宇宙旅行」。イギリスとアメリカの企業が民間人を乗せた宇宙旅行に成功し、既に100人以上が宇宙へ行った。国際宇宙ステーションに2週間滞在する費用は100億円。世界40か国以上を旅したディレクターが究極の旅行先として宇宙を目指す。
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- 国際宇宙ステーション
今回のゲストは写真家・高松聡さん。国際宇宙ステーションへ行く座席予約をして、費用は100億円ほどだという。今回は高松ではなく、飯塚淳ディレクターが宇宙旅行を目指す様子に密着する。
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宇宙旅行を目指す飯塚ディレクターが会ったのは実業家・前澤友作さん。2021年に宇宙旅行を体験し、民間人として国際宇宙ステーションに初めて滞在した日本人となった。アメリカの会社に誘われたのがきっかけ。半年間の訓練を経て宇宙へ。1日に16回訪れる日の出・日の入りがキレイだという。自分で会社作って大成功して行ってくださいと語った。
飯塚ディレクターが見つけたのは気球で宇宙へ行くプラン。銀座で開かれた説明会に参加した。アメリカのベンチャー企業が企画。気球で地上30キロまで上昇する。昨年、無人機での実験を終え、商業飛行を目前に控える。訓練は必要なく、普段着で乗船し、眼下に広がる青い地球を見ながら食事できるという。費用は12万5000ドル(1800万円)。説明会の2日後(2025年1月24日)、旅行を企画したスペース・パースペクティブ社が家賃滞納で立ち退き通告を受けたとのニュースが飛び込んできた。飯塚は本社があるアメリカ・フロリダ州へ向かった。オフィスを訪ねると、もぬけの殻だった。日本の代理店である旅行会社は希望する顧客に返金するなど対応に追われている。
VTRの感想を語った後、高松聡さんが宇宙旅行について説明した。宇宙旅行は大きくわけて3つ。(1)前澤友作が行った国際宇宙ステーションに滞在する本格的なもの。(2)弾道ミサイルのように100kmまで行ってすぐ降りてくるもの。所要時間は2時間ほどで5分の無重力を体験できる。(3)VTRのように気球で行くもの。宇宙までは到達せず、成層圏までしか行かないので「亜宇宙旅行」と呼ばれる。高松は早く宇宙へ行きたくて、急いで申し込んでしまい、企業が倒産した失敗があったと明かした。
飯塚は宇宙旅行する人を撮影するコバンザメとして宇宙へ行くことを思いついた。狙いをつけたのはスタジオゲストの高松聡さん。世界で初めて宇宙でのCMロケを実現させた元広告クリエイター。昨年、国際宇宙ステーション行きを公表した。2015年にはロシアで8か月にわたって宇宙飛行士訓練を受けた。高松がその時に使った宇宙服をスタジオで見せてくれた。費用は言えない決まりだという。高松が宇宙で実現を目指すプロジェクトWEは宇宙から地球を超高解像度で撮影し、まるで目の前に地球があるかのように上映するという。費用が高額なためアシスタントの同行は考えていない。コバンザメできそうな人がいないか質問すると、実業家ジャレッド・アイザックマンを教えてくれた。2021年・2024年の2回にわたり宇宙旅行を実現し、民間人として初めて船外活動を行った。1つ55億円の座席4つ全てを大人買い。一緒に行く3人の民間人は公募や抽選で招待されたという。
ジャレッド・アイザックマンが乗ったのは2回ともイーロン・マスク率いるスペースXの宇宙船。飯塚はスペースXのロケットの製造拠点スターベースがあるアメリカ・テキサス州を訪れた。スペースXのスタッフも大勢来るという飲食店に立ち寄った後、スターベースへ。アイザックマンが次に乗ると噂される世界最大のスペースシャトルを見ることができたが、中に入ることはできなかった。
飯塚が続いて向かったのはカリフォルニア州。2021年に誕生したばかりのベンチャー企業VAST社を訪れた。次世代宇宙ステーションの開発を手がけ、アイザックマンが絶賛している。開発中の宇宙ステーションをVRで体験させてもらった。たまたまいたCEOに話を聞くことができた。自分たちを支持してくれているアイザックマンがNASAの長官候補となったことに興奮しているなどと語った。アイザックマンを長官候補に選んだのはトランプ大統領だった。
アメリカの宇宙ビジネスやアイザックマンについてスタジオトーク。高松は民間人として初めて船外活動をしたアイザックマンに先を越されてショックだと語った。宇都宮出身の高松は上京してから宇都宮の良い所がわかるようになり、世界へ出て日本の良い所が見えてきた。宇宙を映像にして地球の人たちに見てもらうことで国籍を超えた地球人という意識を持ってもらいたいという。
取材に行き詰まった飯塚に高松が紹介してくれたのはデニス・チトー。2001年に世界で初めて民間の宇宙旅行を実現した実業家。パートナーである章子・チトーは元銀行員で実業家の日本人。章子さんが専用のシミュレーターを見せてくれた。章子さんはプライベートジェットを自ら操縦する。2人にアイザックマンについて教えてもらった。NASAの長官候補となった現在は立場的に会うのが難しいという。2人は月へのハネムーンを計画している。飯塚が撮影を申し出ると検討してくれることになった。最後にデニスさんは「ただお金が必要なだけ。働いて稼げ」と語った。
帰国前に飯塚はNASAがあるヒューストンのイタリアンレストランに立ち寄った。店内には店を訪れた宇宙飛行士たちの写真が貼ってあり、毛利さんや若田さんの姿もあった。アイザックマンも訪れたという。
エンディング映像。
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