- 出演者
- 中根舞美
「早田ひな(24) 全日本選手権3連覇 単独インタビュー」「ア・リーグMVP ジャッジが大谷を語る」など本編内容を予告。
メジャーリーグのタイトル受賞者たちが登壇する晩さん会がきょう行われ、ビデオメッセージを寄せた大谷翔平。過去登壇した際には「次回この場に立つ時はカンペなしでできるようにしたい」という言葉を残していた。そんな決意から6年、今回のスピーチでは一切手元を見ず流ちょうな英語を披露。そして同じくMVPに輝いたジャッジは、大谷に特別なまなざしを向けていた。
2024年、アリーグMVPにしてアリーグシーズン歴代最多ホームラン記録を持つヤンキース・アーロンジャッジ。ここ3年、大谷と共にMVPの常連、メジャーリーグの顔と言えるライバルに大谷もリスペクトの言葉を口にする。ただそれ以上にジャッジは大谷に熱いまなざしを注ぐ。ただ見ているのではない。ジャッジは大谷に打撃の理想型を見ていた。注目したのは大谷のバッティングホーム・ノーステップ打法。体の動きを最小限にとどめているから、目線のブレが抑えられる。だからメジャー特有の細かいに変化にも対応でき、それでいてバットのグリップをギリギリまで残せるからボールと長く向き合える、それがメリット。一方で体の反動を使えないため、パワーを生み出しにくいというデメリットもある。しかし常人離れしたパワーがあることはジャッジも同じ。だから大谷はうってつけの研究対象。ここ数年、ジャッジのホームを見ていると大谷を参考にしていることがうかがえる。まずは2022年のフォームを見てほしい。そして去年のフォーム。わずかだが足を上げる高さを抑え、体全体の動きを少なくしていることがわかる。歴代最強のスラッガーとも称されるジャッジからすれば、大谷翔平はお手本であり、日常の楽しみであり、そんなライバル。新たなシーズンの開幕まであと51日。この2人はいかなる放物線と夢を描くのだろうか。
「不易流行」=新たな変化を受け入れつつ変わらぬ本質を大事にする。今の野球界にこそこの言葉が必要だと男は言う。アジア人初米国野球殿堂入りを果たしたイチロー。24年前、日本人野手として初めて海を渡った。今では日常のものとなったレーザービームという言葉を生み出し、広い守備範囲からエリア51、10年連続ゴールデングラブ賞に輝く。さらに魔法の杖と称されたバットで生んだ記録の数々。歴代最多シーズン262安打、通算4367本のヒットはギネスブックにも刻まれた。5年前に引退したが歩みは止めない。新たな取り組みは高校生への指導。それは今の野球界に対する思いがあったから。申告敬遠によって感情がなくなってしまったと話す。その視線は選手たちにも注がれる。タブレットを見ていたらプレーが見られない、そういうことを考えてほしいと話す。効率化やデータ化が進む今の野球。それでも野球の本質がどこにあるのかを知ってほしい。不易流行、引退後も選手たちに寄り添い続けるイチローだからこそその言葉に意味がある。
全日本選手権大会女子シングルス決勝、早田ひな4−0張本美和。早田ひなは3年連続4度目の優勝を飾った。
全日本選手権大会男子シングルス決勝、松島輝空4−1篠塚大登。松島輝空は初優勝を飾った。
ガッツあふれるプレーができたのは良かったと話す松島。その証として、今大会の松島はフォアハンドで積極的に攻める姿が目立った。
早田ひなは優勝後のインタビューで語った「シーズン2の始まり」という言葉が話題に。この日が「シーズン2の始まり」、そう銘打ったのには理由があった。いろいろなことを乗り越えて自分に打ち勝ってきたから。パリ五輪がいい終わり方だったと話す。シーズン2はまだ始まったばかり、彼女が目指す先は世界選手権までに今の腕の状態を良くしていきたいという。
世界卓球2025出場選手一覧。注目は、大舞台で中国選手に勝った経験のある早田ひな。混合ダブルスには、以前の大会で中国ペアを破って金メダルを獲得した松島輝空・張本美和ペアが出場する。
次回の「スポーツ リアライブ〜SPORTS Real&Live〜」の番組宣伝。「現地から生中継 プロ野球キャンプイン」など。