2025年1月25日放送 4:52 - 5:22 フジテレビ

テレビ寺子屋
【少年の躓き/菊地幸夫】

出演者
北村花絵 石川ありす 菊地幸夫 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。今回は弁護士である菊地幸夫。テーマは「信じて見守る子どもの未来【少年の躓き】」。

キーワード
菊地幸夫
(テレビ寺子屋)
弁護士 菊地幸夫

静岡県静岡市にある蒲原生涯学習交流館にて弁護士である菊地幸夫が講演を実施。菊池は国選弁護でスタートしたとある少年の挫折や躓きからの立ち直りを語っていきたいなどと伝えた。

キーワード
蒲原生涯学習交流館静岡市(静岡)
少年の躓き 菊地幸夫

弁護士である菊地幸夫が「少年の躓き」をテーマに講演を実施。菊池は17歳ぐらいの5人ほどの非行少年たちを担当した際のエピソードを話した。菊池は非行少年たちは他に受け入れてくれる場がないため仲間内で喧嘩しても翌日には仲直りし日々を過ごしていたが、ある日、仲間のうちの一人を他の仲間達が囲んで暴力し、公園トイレでエスカレートしてオイルをかけて火を付けのたうち回る少年を仲間たちが笑っている状態にまでなり、近所の通報により強盗致傷で捕まったのだと伝えた。菊池は少年たちにはそれぞれに国選弁護で弁護士が一人ずつつき、そのうちの一人を自分が担当し、最初は被害にあった少年が悪いのだと担当した少年は言い突っぱねていたが、面会を続けていくうちに次第に会話してくれるようになったなどと明かした。菊池は被害者である少年は母子家庭であり、母親と面会した際に、少年にとって加害者となってしまった仲間たちだけが受け入れてくれ、もし少年院に行っても出てから遊んでやってほしいと伝えてほしいのだと告げられたなどと話した。

菊池は弁護士の他に家庭裁判所の捜査官もおり、自分が担当した少年について捜査官も更生していけるという共通認識を持ってくれ、少年を試験監査することにし、知り合いの解体業者に少年を託すことにしたなどと語った。菊池は少年は2ヶ月間の解体業者で仕事をすることになったが、1週間で逃げ出したと連絡が入り、毎週少年と面会するようになり、少年はなんとか2ヶ月間の解体業をこなし続けることに成功し、審判の日を迎えた少年は加害者となった仲間たちの中で唯一保護観察を言い渡され、ここで担当者としての仕事が終わり、少年には別れ際には定時制に通うことを勧めたなどと明かした。菊池はしばらくして少年からはがきが届き、定時制に通った末に大学に合格したと報告してくれたのだと話した。菊池は少年は自分に頭の回転が早く勉強すれば出来るやつだと言われたり、裁判官に審判される際に一度信用すると伝えられたりと、人から評価されることがそれまで経験がなかったであろうがゆえにそれが少年を変えるに足りたのであり、子供にとって周囲の大人が信頼して見守ってあげるということがどれだけ影響を与えるのかその事件が教えてくれたなどと説いた。

エンディングトーク

講演を終えた菊池はダメ出しは誰にでも出来るが、子どもの良いところを見つけて褒め伝えることは難しくあるが、そこを大人が率先して声をかけて行ければ子どもたちはグッと変わっていけるはずなどと語った。

(エンディング)
次回予告

次回の「テレビ寺子屋」の番組宣伝。

エンディング

エンディング映像。

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