- 出演者
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(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
MACHINE SWING
カール・マルクスはかつて「機械装置は労働者に敵対する」と書き残した。産業革命で生まれた機械は富をもたらしたが、人間の仕事や尊厳が奪われるのではないかと機械を打ち壊す人も現れた。産業革命から200年が経った日本の和歌山で、機械と手を取り合い息を合わせて生きる人々を取材した。
(MACHINE SWING)
パイル織物工場
和歌山・高野口町のパイル織物工場を取材。パイル生地は下地の上に毛が立体的に織り込まれた生地で、下地の糸1万本とパイルの糸3千本が同時に織り込まれる。機械を使った職人の細かな作業のもとに織り上がり、糸と柄を指示する紋紙の組み合わせで多様な生地になる。パイル織物の染色では人間の手でしかできない部分があり、機械任せにできない。国会議事堂やコンサートホールなどで使われている。
ニット工場
和歌山市のニット工場を取材。ニットは編まれた生地のことで、Tシャツやスエットなどの肌着も指す。ニットメーカー組合理事長の山下さんは、組合のメンバー50社はどれも同じものを作らず個性が際立っているところが和歌山ニットの強みだと話した。ニットメーカーの南方社長は、昔の古い機械は生産を重視せず編み立ての風合いを重視して機械の構造が作られている、編み機ごとの個性を見つけて勉強しながらというのが面白いと話した。東京から訪れた百貨店のバイヤーは、古い機械を使ってメンテナンスしながらこれだけの規模でやっていると知ることができたと話した。
(エンディング)
エンディング
エンディング映像。
次回予告
次回予告。