- 出演者
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田んぼの広がる、幹線道路沿いにある古びた建物が今回の舞台。創業40年のホテルで、なにか出てきそうな外観。しかしお客さんが次々と現れ、男の人達が多くやってきた。3日間このホテルにカメラを設置して取材した。
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- 燕市（新潟）
最初の金曜日、お昼過ぎから取材を開始、ホテルをにやってきた男性を取材すると、中にあるゲームコーナーに男性が向かった。現在は退職している元営業マンの66歳の男性は麻雀ゲームをするのが日課。家では奥さんがうるさいと語る。別の男性も昼間からゲーム。元競輪選手の男性は先月をもって廃業し今は次の仕事を探しているという。家では居場所が無いため、この場にやってきたと語った。
昭和51年に作られたホテルは24時間営業のゲームコーナーを作ったらいつのまにか男の人達のオアシスになっていた。夕方にはクレーンゲーム機の景品が補充された。中にはチョットHなDVDが置かれている。1回100円でかなり人気があると店員が紹介した。
夜8時に宿泊客が現れた。長野からやってきた古物商の男性がはじめての宿泊客だった。ロビーには昔懐かしい自販機のグルメがある。この男性の一番のお気に入りは250円のトースト。ホテル代と自動販売機の夕食で3500円。男性は自動販売機だからいつでも食べれると語りトーストを食べた。ここのゆるい雰囲気が気に入っているらしい。
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- トースト
86歳の母親をひとりきりで介護していた。3年前にやむなく施設へ。介護費用は月15万円で生活費を切り詰め休みなく働いている。ゲームしているときはその瞬間だけ多少忘れることができると語る。
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- 認知症
深夜0時過ぎ、スロットゲームに夢中担っている若者たちがいた。遅くまでかまってくれるのはここだけと語る。小中高校と一緒で更に仕事場も一緒だという。友人の紹介で現在の職場で転職した男性は、40時間連続で働かされ、給料がでなかったという過去の職場の経験を語った。
土曜の朝6時に駐車場に1台の車から男性が降りてきた。一直線にクレーンゲームの前にやってきた。かなりの常連の様子の男性は、週に3日病院で人工透析を受けているという。10代のころから腎臓を患っている。5年前に症状が悪化し仕事を続けられなくなった。83歳の父親と2人暮らしで病院に行かない日は父親の面倒を見ているという。男性は、この場所が一番リラックス出来る場所と語った。ここで一息ついてまた男性は病院に向かった。
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- 人工透析
土曜のお昼にはホテルは全く違う顔を見せる。レトロな自動販売機では、創業当初から手作りで作られている。山形から食べにきた男性も現れた。ここだけの味を求めて県内外からマニアが押し寄せる。埼玉県から来た工場勤務の男性はコミケで同人誌を書くために取材に訪れたと語る。
午後2時、トラックが入ってきた。埼玉から来た庭石屋の男性が現れた。庭石は売れないと語る男性は赤字だと答える。バブルの時代は飛ぶように売れたが最近は興味を持つ人がなかなかいない。子供が独立しても夫婦の生活を支えるために日本中を回っている。国民年金だと年間50万円程度で生活できないと語った。男性は楽ではない生活を語る一方で明るく見せていた。
土曜日の深夜1時30分に熱心に語り合う男性がいた。小学校からの親友という2人が野球の相談をしている男性たちは、家には奥さんも子供もいるので、夜たまに一緒に出た時くらいはちょっと長く一緒にいたいと語る。きがつけばロビーのあちこちに仲の良さそうな人たち同士が集まっていた。
日曜の朝、1台のバイクが入ってきた。渋めの男性が入ってくると海岸線に向かうという男性が語った。毎週末、海を見に行きホテルで飲むコーヒーとタバコが楽しみとのこと。社会に出てばかりでは子供が小さいので道楽ができなかったと男性が語った。出雲崎出身なので海が好きと男性が語った。
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- 出雲崎（新潟）
夕方、若いカップルが現れた。夫婦の2人が気になってやってきたと語った。夫婦の2人に熱い視線を送る男性はどうしたら付き合えるのかと気になっていたと語った。男性は片思いの人がいて、その人はお姉さん系と語り憧れているが、告白する勇気がないと語った。少しでも接近していかないと行けないのかなと男性は語った。
月曜の朝、また一週間が始まる。ホテルに訪れた男性は田んぼ巡りに向かうと語った。最後に出会ったのはカップ麺を購入する女性。お昼時に通ると寄ると語った。
ドキュメント72時間の次回予告。