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ハゼノキ

長崎・島原市には城を中心にした古い町並みが今も残っている。湧き水に恵まれ、水の都としても知られてきた。島原地方にはたくさんおハゼノキがあったが雲仙普賢岳の火砕流によって多くが焼失した。紅葉はハゼの実の収穫の合図。木にはしごをかけて収穫が始まった。この辺りではハゼの実の収穫を“ちぎる”と呼び、収穫する人を“ちぎり子さん”と呼んでいる。収穫したハゼの実は和ろうそくなど伝統工芸品へと姿を変える。櫨蝋を作る本多さんは質の良さを求めて昔ながらの方法にこだわっている。収穫を終えた木にはわずかに実を残し、鳥たちに食べてもらっている。

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ハゼの木の染め物「櫨染」。ハゼの木の芯を煮ると黄色の染料ができる。色の変化も楽しむことができ9，ストールにも以されている。