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(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
(ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅)
ムササビが飛ぶ杉林の里 栃木県日光市
栃木県日光市は日本を代表する線香の生産地。かつて大室地区では精米や蕎麦づくりにも利用されていた水車を至る所で見ることができたが、現在残っているのは2つ。その1つを守り続けている浅田邦三郎さんは、三代にわたり水車小屋で線香の材料となる粉作りを続けている。小川の中で揺れる梅花藻(バイカモ)は金魚草とも呼ばれる清流の水草。清らかな水辺にはニホンカワトンボなどの生き物もやって来る。水車小屋の裏には杉林が広がり、鳥や昆虫を見ることができる。乾燥させた杉の葉が線香の原料となる。乾燥させている地面にはアリジゴクが巣を作る。100年以上続く杉の粉を使った線香づくりを紹介した。杉林の木には大きな穴があいている。住んでいるのはムササビ。夜行性のムササビは日没後に活動を始める。里山では優しい水車のリズムが続いている。
里山 季節のことば「鼯鼠」