栃木県宇都宮市にある採掘場跡の地下にたまる水をエネルギーとして利用する久我幸史さん（57）の取り組みを紹介する。

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いちご大谷資料館宇都宮市（栃木）

オープニング映像。

大谷石の産地である栃木県宇都宮市大谷地区の地下には採掘場跡が広がる。最高気温が35℃以上になる真夏でも地下は15℃と涼しい。東京ドーム約12個分（約1540万立方メートル）がたまる地下水は石に囲まれて太陽光が当たらないので冷たい。さらに風が流れることで水が気化（蒸発）しやすくなり、気化するときに周りの熱を奪う。OHYA UNDERGROUND ENERGYの久我幸史さんは冷たい地下水を活用して暑さに弱いいちごを栽培。従来のエアコンで冷却する方法と比較して消費電力を約85％削減、CO2排出を約65％削減できるという。宇都宮には東北自動車道が通っているため、鮮度を保ったまま都内に発送することができる。

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