- 出演者
- 今井翔馬
オープニング映像。
イスラエル軍がレバノンへの地上侵攻に踏み切るなど中東情勢がさらに悪化する中、日本政府はレバノンに滞在するおよそ50人の日本人などが国外退避する場合に備えて周辺国のヨルダンとギリシャに自衛隊機を派遣し待機させることにしている。きょう午前8時ごろ、鳥取県の航空自衛隊美保基地からはC2輸送機2機が相次いで出発した。早ければ日本時間のあすヨルダンなどに到着し待機すると見られる。中東情勢の悪化を受けた自衛隊機の派遣命令は2回目で、去年10月と11月にはイスラエルからの出国を希望した日本人や韓国人など合わせて129人を日本に運んでいる。欧米各国も自国民の退避を急いでいる。英国は2日、レバノン国内にいる自国民や配偶者を対象に首都ベイルートから退避するためのチャーター便を初めて運航したほか、米国国務省は100人余りが2日、政府の手配する民間機で退避したことを明らかにした。旧宗主国のフランスはレバノン国内にフランス国籍を持つ人が2万人余りいるとされ、退避に向けてヘリコプターを搭載した揚陸艦をレバノンの沖合に派遣している。
外国為替市場ではきのう石破総理大臣が日銀の植田総裁との会談後、“個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない”と述べたことを受けて、日銀が早期に追加利上げを行うとの見方が後退したことなどから円安ドル高が進んでいる。これを受けてきょうの東京株式市場は取り引き開始直後から全面高の展開となり、日経平均株価は一時、1000円以上値上がりした。その後は利益を確定しようという売り注文も出て、現在の日経平均株価はきのうの終値より861円22銭高い3万8669円98銭、東証株価指数トピックスは38.32上がって、2690.28となっている。市場関係者は“日本時間の昨夜、米国で公表された雇用関連の経済指標が市場予想を上回ったことも円安ドル高の一因となっていて、株式市場では輸出関連の銘柄を中心に買い注文が膨らんでいる”と話している。
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