- 出演者
- 角谷直也
オープニング。
国の指針では原発で重大な事故が起きた際、原則半径5キロ圏内の住民は即時に避難し、5キロから30キロ圏内の住民は自宅などに屋内退避するとされている。しかし能登半島地震では石川県にある志賀原発周辺でも建物の倒壊や集落の孤立が相次いだことから原子力規制委員会は専門家によるチームを設置して効果的な運用を検討してきた。きょう中間的な取りまとめが行われ、原子炉が停止し冷却手段が確保されているなど事故対策が機能していて、放射性物質が大気中にほとんど存在しないと確認できた場合には屋内退避を解除できるとする考えが示された。また屋内退避を続ける期間は3日間を目安とし、その後も支援物資などで生活が維持できれば継続するとしている。自然災害の影響で屋内退避が継続できなければ避難に切り替えるとしていて、自治体からの情報などを踏まえ国が判断するとしている。検討チームは今年度中に最終的な考えをまとめることにしている。
女性の就業率が高まる中、経済産業省の調査結果では女性特有の健康課題により職場で困った経験があると回答した人が51.5%に上っている。こうした中、厚生労働省の検討会は女性が安心して働き続けられる環境を作ろうと、職場で行われる健康診断について見直しの議論を進めてきた。きょう取りまとめの案が示され、健康診断の質問項目に月経に伴う下腹部や頭の痛みなどに悩まされる月経困難症や更年期障害など、女性特有の健康課題で職場で困っていることがないか尋ねる項目を新たに設ける方針が盛り込まれた。そして「困っている」と回答した人には必要に応じて健康診断を担当した医師が専門医への早期の受診を促していくことや、こうした課題について専門的な知識を持たない医師が健康診断を行う可能性があるため研修の必要性なども示された。厚生労働省はこの取りまとめ案について今年度中に審議会で議論して実施の時期などを決めることにしている。
ことしのノーベル文学賞に選ばれた韓国人作家のハンガン氏が受賞決定後初めて公の場に姿を見せ喜びを語った。ハン氏は受賞の連絡を受けたときは現実だと思えなかったとしたうえで「電話を切って報道を確認し実感がわいた。とても嬉しくありがたいことだった」と述べた。また小説の執筆については「今までそうしてきたように書き続けながら本の中で読者たちに会いたい」と述べた。
家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる9月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月より2.4%上昇した。上昇率は前の月から0.4ポイント縮小した。政府による電気ガス料金への補助が再び始まり料金が抑えられたことが主な要因。一方で生鮮食品を除く食料は3.1%上がり、このうち品薄の続いた米類が49年ぶりの値上がり幅となった。
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気象情報を伝えた。
エンディング。