- 出演者
- 岩野吉樹
オープニング映像が流れた。
コメの流通の円滑化に向け、政府はこれまで2回にわたり計21万トンの備蓄米を市場に放出することを決定し先月下旬から店頭での販売開始となっている。ただスーパーでのコメの平均価格は先月30日までの1週間で5キロあたり税込みで4,206円と13週連続で値上がりしている。こうした情報を踏まえ政府は”価格の安定へさらなる対応が必要”だとして3回目の備蓄米放出を行う方向で調整にはいった。ことしの新米が出回るまでの間、毎月一定量を放出する案も検討していて石破首相・江藤農相が近く詰めの競技を行い判断する見通しとなる。
ダウ平均株価は前日までの3営業日で計4,200ドル超の値下がりとなったが、トランプ大統領がSNSでの投稿で「相互関税」をめぐって中国との間でも交渉の余地があると示唆したことなどが投資家に一定の安心感を与えた形となる。ただ相互関税の発動によって貿易摩擦が激しくなることへの警戒感は強く、株価が上昇基調に戻るかは不透明となっている。
内閣は地域の景気動向を把握できる業種で働く人たち2,000人余を対象に、毎月3か月前と比べた景気の実感を聞いて指数として公表ている。先月の調査では3か月連続で前月より低下となった。調査の中では”コメなどの物価高で小売店の売り上げが振るわない”という意見があった一方、”大阪・関西万博のためホテル予約が埋まっている”といった経済効果に期待する声もあった。これらを踏まえて内閣府は景気の現状について”緩やかな回復基調が続いているもののこのところ弱さがみられる”という判断を維持した。また景気の先行きを示す指数は4か月連続で低下し、”米大統領が輸入自動車への追加関税を発表し先行き不透明で景気は悪化する”といったアメリカの関税政策の影響を懸念する意見も多くみられた。
全国の気象情報を伝えた。
最後に「ニュースをお伝えしました」と話した。