2025年7月19日放送 5:00 - 5:10 NHK総合

ニュース・気象情報

出演者
大沢幸広 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

(ニュース)
体毛DNA 4年前に女性死亡させたヒグマと一致

今月12日、男性がヒグマに襲われて死亡した北海道の福島町の現場周辺で採取されたクマの体毛をDNA鑑定した結果、4年前に町内の70代の女性を死亡させたクマのものと一致。福島町ではきのうヒグマが駆除されているが、同一の個体かどうかはわかっておらず、町は警戒を続けている。北海道立総合研究機構は現場周辺の茂みの近くや荒らされたゴミ置き場など、クマの痕跡が見つかった7か所のうち4か所で採取された体毛をDNA鑑定していた。また、残された足跡などの特徴から道は当初、ヒグマは2頭いるとみられるとしていたが、分析の結果、いずれも同じ1頭のオスの個体であることもわかったという。北海道立総合研究機構は駆除されたヒグマのDNA鑑定を進めていて、きょう以降、結果が判明するとしている。福島町は電気柵の設置を進め、警察がパトカーで巡回するなど警戒を続ける。

除染で取り除かれた土 きょう官邸敷地内に

東京電力福島第一原子力発電所のあと福島県内で除染によって取り除かれた土は、県内の中間貯蔵施設で保管され、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められている。政府はこの最終処分の量を減らすため、放射性物質の濃度が低い土を全国の公共工事の盛り土などで再生利用する方針で、福島県での実証事業を除いては全国で初めて、総理大臣官邸の敷地内で実施するとして、きょう福島県内の中間貯蔵施設で保管されている2立方メートルの土を官邸に運び込む方針を公表。環境省によると、きょうから2日間の日程で作業を行い、官邸の前庭の芝生の下地として2メートル四方、60センチの高さで土を入れた上に、通常の土を20センチ以上かぶせる。これまで、福島県外での再生利用の実証事業は住民から不安の声があがって進んでおらず、環境省は官邸での再生利用をきっかけに理解醸成につなげたいとしている。

母親に執行猶予付きの判決

今年1月、福岡で先天性の病気のため自分で体を動かせない7歳の娘から人工呼吸器を外して、殺害した罪に問われた母親の裁判。福岡地方裁判所は、保護観察の付いた懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。福岡市内にあるデイサービス事業ブランチェスの活動を紹介する動画に被告と娘が映っていた。この事業所の責任者は母親の介護について「とても熱心で協力的だった」と裁判で証言。これまでの裁判で被告は起訴された内容を認め、殺害の動機について過去の親族の発言や事件直前に夫が「寝られない」と舌打ちをしたことなどから「私と娘はいらない存在だと考えるようになった」として、無理心中を図ったと明らかにしていた。弁護側は執行猶予のついた判決を求めた一方、検察は懲役5年を求刑。きのうの判決で福岡地方裁判所の井野憲司裁判長は「娘の生命の維持が自身に委ねられるという張り詰めた緊張感のなかで、昼夜を問わない介護や養育を5年以上続けていた。夫の発言がどれだけの痛みを伴う発言だったか、第三者には軽々しく推し量ることができず、責任や非難の程度は大きく減じられるべき」とした。医療的ケア児の支援に詳しい福岡県立大学看護学部の三浦由紀子准教授は「子どもをケアする人もケアの対象者として私たちが考えていけるかっていうところも、すごく大事になってくる」などと話した。

福井 中学生殺害 再審で無罪判決

39年前、福井市で中学3年の女子生徒が殺害された事件で有罪が確定して服役した男性の再審。名古屋高等裁判所金沢支部は「検察の訴訟活動に対しては失望を禁じえない」と厳しく批判し、「男性を犯人だと認めることはできない」として無罪を言い渡した。判決のあと裁判長は「39年もの間、大変ご苦労をおかけし、申し訳なく思っている」と謝罪。

伊東市長”卒業証書”提出を拒否

静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称の疑いについて調べている百条委員会は、18日までに大学の卒業証書とされる書類の提出を求めていたが、田久保市長は提出を拒否。「刑事告発されており私自身の訴追につながる可能性がある」とし、「提出の拒否は憲法で保障された自己に不利益な供述を強要されない権利にもとづくものだ」と述べた。

気象情報

全国の気象情報を伝えた。

経済情報

為替と株の値動きについて伝えた。

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