- 出演者
- 利根川真也
立憲民主党の代表選が行われ、野田元総理が枝野前代表に勝利して新代表となった。野田氏は各候補との方向性の一致に向けて、中には違いは存在していたが17日にわたり議論をする中で背景を理解することができたのは収穫としている。国民民主党・日本維新の会・共産党など野党との関係については、誠意のある対話を行いたいとしている。給付付き税額控除にの財源については、制度設計を進めていくとしている。党役員人事については国会・総選挙の準備に向かうためあすの午前中までには決定したいとしている。次期衆院選の目標については自公を過半数割れに追い込むことだと言及し、野党の議席を最大化することが目標だとしている。立憲民主党が政権を目指すのであればガバナンスが課題となるのではないか・旧民主党政権では決められない政治などの批判も聞かれたことからガバナンスの強化は必要との指摘に対しては、反したことをすることはなくなってきたが丁寧な議論が今後も求められるとしている。衆院選については候補者を下ろす可能性はあるとしてきたとして説明を求められると、候補者を認める際には擁立した候補者は当選できるように支援していくとしている。自民党と対峙する上で野田氏の安保政策が自民党にも近いものであることについては、選択的夫婦別姓や金をかけすぎる政治の反対・世襲政治への対応など異なる点はあるとしている。農業者の減少については令和版の国立農業公社を提唱していくとしている。党役員人事を巡っては、私にない刷新感を人事で作っていくとしている。衆院選に向けては裏金疑惑のある議員に対して有力な候補を当てていくとしている。人事は適材適所で行っていく。また、代表選に勝利することができた理由について聞かれると、無党派や自民党支持者にも手の届くメッセージを出してくれるのではないかという期待感が合ったのではないかと振り返った。核兵器禁止条約への対応については唯一の被爆国であることからオブザーバー参加を目指したいと言及し、国際社会にも核廃絶のメッセージを発信し続けたいとしている。
小嶋章史氏とともに野田新代表による会見について見ていく。党役員人事の内容は明かしていないが刷新感を得られる幹部を意識したいと言及している。次期衆院選の目標として自公の過半数割れ・野党議席の最大化を掲げ、野党連携については明後日以降に対話を行っていくとしている。政権与党との対峙をめぐっては、選挙の準備を進めることが予想されるが、野党間の連携を進めるのは難しいものと見られ、日本維新の会とは6割の選挙区で競合していることから簡単なことではないと見られる。今後は27日に自民党総裁選が行われる。
野田氏は新代表に選出されると、17日の長丁場がフェアプレーで行われたと振り返り代表の座を争った枝野氏・泉氏・吉田氏に感謝している。政権を奪取するための戦いは今日から始まっていると呼びかけ、27日に自民党が誰を総裁に選んでも臨時国会が1日から始まり、総裁選に向けての準備も始めるべきだと呼びかけた。そして、午後には両院総会を開いて骨格人事の承認をいただき、次のマニフェストを作るための内閣づくりや総合選挙対策本部の設置、常任幹事会を今週中に作りたいとしている。
立憲民主党の代表選が行われ、地方票の結果に続いて議会議員と公認候補予定者の投票・開票が行われた。決選投票で野田氏が枝野氏を232-180で抑えて新代表となった。