2025年3月15日放送 16:00 - 17:15 テレビ東京

ネイチャー トラベラー
〜地球再生をめぐる旅〜

出演者
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(オープニング)
みんなとSDGs

みんなとSDGsの映像。

オープニングトーク

この番組がネイチャーポジティブを扱う番組で、専門家として道家哲平さんを紹介。ネイチャーポジティブとはなんぞやという問題が出題され「自然の損失を止め回復させること」と道家哲平さんが説明する。

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ネイチャーポジティブ
オープニング

オープニング映像。

(ネイチャー トラベラー〜地球再生をめぐる旅〜)
生きものの暮らしを回復する ネイチャーポジティブの必要性とは?

現在絶滅危惧種とされる生きものは46337種。このままだと2100年までに100万種が絶滅するとされており、道家哲平さんはネイチャーポジティブに関して「マイナスな現状をプラスにする、2030年までが国際的な目標」と解説。最初は宮崎県えびの市から水に関する活動を学ぶ。

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えびの市(宮崎)友永杏慈
水を大切にする取り組み

宮崎県えびの市を訪れたのは俳優の友永杏慈さん。友永さんは高知県の黒潮町で海や山に囲まれた地域で育った。ネイチャーポジティブは皆で少しずつやることが大切だと語った。訪れたえびの市一帯は飲料水の工場も多い。川内川のほとりに工場を持つコカ・コーラボトラーズジャパンでは地下水を組み上げ使用。地下水はおよそ70%が洗浄に使われる。この70%を無駄にしないためリサイクルに使用し、その比率は95%にも及ぶ。「使う水を減らす・再使用・リサイクル」は当然だとコカ・コーラでは考えていると案内してくれた杉島さんは語る。また工場内には調整池で排水処理した水をためてから川に戻しているという。調整池には魚を放流し、水質を管理。この池には渡り鳥も訪れるという

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いろはすえびの市(宮崎)コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス川内川霧島山鹿児島県黒潮町(高知)
飲料大手が地域の人々とタッグ

またコカ・コーラでは水が生まれる森で生物多様性の保全活動も行っている。訪れたのは市内の山、山を管理する委員長の中武さんとお会いする。コカ・コーラでは「水源の森 えびの」として地域の森の保全活動も行い、その費用を負担。また地域の子どもたちに環境教育プロジェクトを行っているという。こうした活動は環境省から認定を受けている。

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アオバトイトトンボコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスサワガニトビヌマガエル水源の森 えびの環境省
飲料大手が地域の人々とタッグ きれいな水を育む新たな取り組み

コカ・コーラの行う取り組みに関して、使用した以上の水を還元していると解説。505%にもなるという。これはコカ・コーラだけでなく地域の方々も深く関わっている。ちなみに日本の森は国土の何%かという問題が出題される。

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コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス
生きもの暮らしを回復するネイチャーポジティブ

日本の森は国土の何%かという問題が出題される。正解は7割。ネイチャーポジティブという観点から道家哲平さんは森林伐採によって地表の生きものだけでなく地下の生きものも失うことにつながると解説。

飲料大手が地域の人々とタッグ

自治体・山の所有者・森林組合・工場を持つコカ・コーラボトラーズジャパンで水の生まれる森を育てる宮崎県えびの市。森林組合の組合長である長倉さんは森を育てる様子を見せてくれた。成長度合いに合わせて木を伐採する間伐は動植物にとって住みやすい環境を作る。間伐により地下水が多くなり生態系豊かな森になる。近年では林業の担い手などが不足し、間伐されていない山も減っているという。この担い手不足を補うために最新鋭の機材を導入。ドローンなども使用し苗木の運搬を行っている。友永さんも植林を体験。また森の所有者である中武さんたちも森を守るために竹林を管理する。そのためたけのこ掘りは欠かせないという。ちなみにたけのこはえびの市の名産品だという。

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えびの市(宮崎)コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス黒潮町(高知)

また森の管理のため専門家の力も借りている。宮崎大学の光田教授によれば杉やヒノキの多い人工林に多様な生物が住む天然林から種が移り住む混交林となることが大切だという。こうした森林を作るには地域のコミュニティがしっかりしていることが大切だという。この日友永さんは森を守る会合に参加。たけのこやしし鍋をごちそうになった。最後に友永さんはネイチャーポジティブに関してもっと広がりを持てばと語り、その取り組みを学びたいと語った。

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しし鍋宮崎大学水源の森 えびの
企業と地域が新たな取り組み ネイチャーポジティブ

森は人の手が入らないとどんどん荒れていくが、木材だけでは管理費用の捻出は難しいという。そのためにはえびの市のように地域・企業・専門家が話し合い、協力することが大切だと道家哲平さんは解説した。

地球環境の救世主 ペロブスカイト太陽電池

ペロブスカイト太陽電池に関して学ぶのは吉田伶香さん。ペロブスカイト太陽電池に詳しい瀬川浩司教授を訪ね東京大学先端科学技術研究センターへ。現在使用されいる太陽電池の主流はシリコン系の太陽電池。ペロブスカイト太陽電池は薄く柔らかいものや、軽量で壊れにくいものなど様々なシチュエーションに合わせて加工が可能だという。様々な場所に置くことで森林などを破壊せずに設置できる。またペロブスカイト太陽電池は自分で作ることが出来るという。実験室に招かれた吉田さん、いくつもの層で構成されるペロブスカイト太陽電池は1時間ほどで完成。またペロブスカイト太陽電池を構成する成分はヨウ素が多く使われており、循環させることが可能だという。続いて瀬川教授は吉田さんに高槻に行くよう勧める。スタジオではペロブスカイト太陽電池の現物を紹介。ただ量産化がこれまで難しかったと道家哲平さんが補足説明を行った。

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ウルトラマンダイナサーキュラーエコノミーペロブスカイト太陽電池ヨウ素東京大学先端科学技術研究センター高槻(大阪)
最先端技術に挑む開発者たち

大阪府高槻市にある積水化学工業を訪れた吉田伶香さん。プロジェクトを指揮する森田さんの案内でペロブスカイト太陽電池の生産ラインへ。積水化学工業では大面積での生産に成功。工場の屋上には様々な形で設置し屋外でどのような変化をするのかを実証実験している。また積水化学工業ではラミネート加工で耐用年数を高めたという。実際に擬似太陽光を当て、扇風機を動かす。実験を担当してくれた別所さん、瀬川教授の研究室でペロブスカイト太陽電池の研究を行っており、現在は積水化学工業で実用化に向けて研究を続けている。

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ペロブスカイト太陽電池小児喘息東京大学先端科学技術研究センター積水化学工業

ペロブスカイト太陽電池は大阪・関西万博でも設置されるということで、現地に向かうことに。

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2025年日本国際博覧会
バンパ迂回上位世界最大級の最先端技術

大阪・関西万博の会場を訪れた吉田伶香さん。会場には250mのペロブスカイト太陽電池を設置。バス停の屋根のLEDライトの電力を賄うという。現在様々な実証実験を行っているペロブスカイト太陽電池。政府は2040年までに原子力発電所20基分の電力を賄うことを目標としているという。

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2025年日本国際博覧会ペロブスカイト太陽電池山形県東海道新幹線
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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