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千葉県我孫子市で共同生活をしている中央学院野球部。野球部と言えば坊主頭だが部員は髪を自由に伸ばしている。またそのグラウンドでは音楽を流したいという部員の要求に応え練習を行う。さらにプロさながらの最新機器に加え、スライドを駆使したミーティングを行う、これまでのイメージを覆す令和の高校野球で春の甲子園ベスト4に輝いた。三年生にとって最後の夏。甲子園に挑む姿に密着した。
オープニング映像。
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中央学院野球部は普段の練習のなかで30mを走っていたが、野球の塁間が30mなので毎日のようにこの練習しているという。論理的な練習はブルペンでも。これはメジャーリーグでも使用される球速や回転数を量る機器のラプソード。また選手の書くノートにもデータへのこだわりがあり、毎月月初めに目標を書くがスイングスピードをこれくらい出すなどと全部書いていくという。データやロジックに基づいた令和の高校野球で春の甲子園ベスト4に輝いた中央学院は、指導するのはチームを率いて17年目の相馬幸樹監督。データ野球にこだわる理由についてそのルーツは自身の現役時代にある。社会人野球の強豪のSHIDAXに所属選手だった相馬は、当時の監督の野村克也さんから指導を受け、そのノムラの教えは相馬の礎になっている。さらに相馬がこだわったているのはフィジカル。選手は体重増加のためなら買い出しはOKだという。
千葉県大会を一ヶ月に控えた6月。選手たちは週に6日4時間以上の練習に打ち込んでいる。3年生にとっては最後の夏でリベンジに燃える選手も。エースの蔵並龍之介は、身長187センチの長身から繰り出す本格派右腕。勝利に拘る理由は春の甲子園の準決勝でピッチャーの蔵並は勝ち越し許しチームが敗退したために何が何でも優勝して借りを返したいと考えている。リベンジへ、熱い思いをもっている。しかし監督などに檄を飛ばされた蔵並。3年生全員がベンチに入ることができない中で中心選手の蔵並に対する期待は大きい。夏の甲子園でベンチを目指すのが手倉森。球速20キロもあげる成長をみ2年生の秋には背番号1を背負うエースになった。しかしベスト4になった春の甲子園でベンチに手倉森の姿はなかった。大会前に右肩を負傷してしまいベンチから遠ざかっている。リハビリを重ねもう一度マウンドに入りたいと練習を重ねている。この日練習態度を指摘された蔵並は、一時間以上居残り練習を行った。そしてメンバー発表の日がやってきた。
千葉県大会を一ヶ月に控え夏の甲子園のメンバー発表の日がやってきた。部員87人のなかでベンチ入りは20人のみ。その結果蔵並はメンバー入りを果たしたが手倉森はメンバー入りを果たせなかった。しかし手倉森が全力で仲間を応援していきたいと語った。エースナンバーを任された蔵並は、感謝の気持を込めて全力でいきたいと答えた。そして甲子園をかけた千葉県大会が始まる。
7月12日に甲子園をかけた千葉県大会が開幕。千葉県大会は激戦区で148チームが争う。大会序盤では、中央学院は大量得点で勝ち上がっていった。5回戦では延長タイブレークまで持ち込み勝利。そして準々決勝で強豪の木更津総合と戦う中央学院は蔵並がピッチャーで相手が痛恨の3ランホームランで甲子園の切符を掴むことができなかった。
番組はTVerで配信。
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