中央学院野球部は普段の練習のなかで30mを走っていたが、野球の塁間が30mなので毎日のようにこの練習しているという。論理的な練習はブルペンでも。これはメジャーリーグでも使用される球速や回転数を量る機器のラプソード。また選手の書くノートにもデータへのこだわりがあり、毎月月初めに目標を書くがスイングスピードをこれくらい出すなどと全部書いていくという。データやロジックに基づいた令和の高校野球で春の甲子園ベスト4に輝いた中央学院は、指導するのはチームを率いて17年目の相馬幸樹監督。データ野球にこだわる理由についてそのルーツは自身の現役時代にある。社会人野球の強豪のSHIDAXに所属選手だった相馬は、当時の監督の野村克也さんから指導を受け、そのノムラの教えは相馬の礎になっている。さらに相馬がこだわったているのはフィジカル。選手は体重増加のためなら買い出しはOKだという。