東京・目黒区の創業80年の老舗コメ店スズノブでは66種類のコメを取り揃えているが、備蓄米放出後もむしろ銘柄米の価格は上がっていると話す。今週発表されたコメ全体の平均価格は5kg 4176円と3週連続値下がりした。しかし銘柄米は4443円と前週より14円値上がりしている。スズノブでも来週から備蓄米の販売をスタートするが取り扱うのは味の保証ができる2023年産の古米に限るとしている。政府は次なる一手として、精米の可視化を行うことを発表した。農水省は精米を担う事業者を対象に2022年から現在までの実績と余力を調査する。スズノブの西島豊造社長は、今までの精米のラインナップに備蓄米を加えているので増産できるわけがない、働き方改革もあるしトラック問題もある、どこかを壊さないともっと広い展開はできないと語った。