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オープニング映像。
太陽が生み出す膨大なエネルギーは地球にたどり着く。強すぎず弱すぎない太陽の光が降り注ぎ命あふれる惑星を生み出した。地球上のあらゆる場所は同じ量を照らされる。1年で4380時間。ところが住んでいる場所で1年の中で量が変化し傾いた地軸が季節の変化を生み出す。太陽の光の量の変化が多用な環境を生み出し生き物の世界を生み出した。
カナダのエルズミーア島は冬の間太陽は一日中のぼることはなく気温はマイナス50度。ここで暮らすのはジャコウウシ。夏の間にたくさん食べ脂肪を蓄えて冬を凌ぐ。そのジャコウウシを糧にして冬を凌ぐのはホッキョクオオカミ。メスのリーダーがそのジャコウウシの群れをターゲットに狩りをする。3週間に一度は大きな獲物が必要で、狩りが始まると、ジャコウウシは円陣をかため守りを固める。オオカミは弱ったものがいないか探す。ジャコウウシの群れを引き離す作戦をとり、一匹が罠にハマったが群れが戻ってきて狩りは失敗したがその狩りはほとんど失敗に終わる。北極圏が太陽のない厳しい環境になるのは地球の回転軸の地軸は太陽に対しておよそ23.4度傾いている。そのために数ヶ月にわたり北極圏には一日中太陽の光が当たらない暗闇の季節がある。ところが地球の向きが替わると一日中北極圏に太陽があたり続け恵みの季節に。6月に北極圏に太陽の光が戻ってきた。
カナダのカラク湖にはハクガンがやってきたがその目当ては植物。巣作りを巡って争いが起こっていた。さらにホッキョクギツネも子育てにやってきて、育ち盛りの子どもには母乳だけでは足りず、ハクガンの卵を狙う。ハクガンの卵にありついた母狐はそれを子どもたちに分け与えた。3週間で800個以上の卵を取るという。ハクガンのひなが生まれ、植物を食べて成長する。
カッティエン国立公園でのテナガザルやイチジクコバチなどの様子。
ニュージーランドのスネアーズ諸島ではハイイロミズナギドリがいたが、南半球が夏の間はニュージーランドの孤島で子育てをする。冬の訪れがやってくると旅立ちの準備をする。向かった場所は赤道を超えた北半球。太陽を追いかけて太平洋を縦断する。その距離は1万6000キロ。
夏が始まる頃のアリューシャン列島の海には大量のプランクトンが発生する。それを食べるオキアミが現れ、オキアミを目当てにミズナギドリが飛来する。暖かい赤道付近で繁殖したザトウクジラもやって来る。
エンディング映像。