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今回は名古屋で開催中のフィギュアスケート グランプリファイナルを特集。
現在IGアリーナでは今夜のGPファイナル フリーを前に、坂本花織選手が曲かけの練習を行っている。現在坂本選手はショートプログラム5位で、今夜の巻き返しに機体がかかっている。この他番組でXでのコメントを募集していることなどを伝えた。
昨日行われた女子ショートの結果について荒川静香さんは「加点をどれだけ増やせるかで差が顕著に出た」など話した。現在会場では中井亜美選手の曲かけの練習が行われている。
中井亜美選手は5歳の頃にテレビで浅田真央さんの演技を見たことがきっかけでフィギュアスケートを始め、小学5年生の時からトリプルアクセルに挑戦してきた。今年のGPフランス大会ではシニア1年目ながらトリプルアクセルを成功させて自己ベストを11点以上超える149.08でシニアデビュー戦で初優勝を果たした。続くカナダ大会でも表彰台に上り、ファイナル進出を決めた。
渡辺倫果選手はダイオウグソクムシを愛する23歳。3年前のGPカナダ大会ではトリプルアクセルを武器に大ブレイクし、優勝してファイナル進出も果たした。今季は3本のトリプルアクセルに挑む。渡辺選手は「ただの私のプライド。後悔のないスケート人生でありたい」などと話した。
競技会場から中継。渡辺倫果選手、中井亜美の様子が流れた。
競技会場から中継。中井亜美がトリプルアクセルに挑戦している。中井亜美の昨日のトリプルアクセルをAIで分析した。着氷間際に軸が後ろに傾き、着氷が乱れてしまった。昨日トップに立ったのが千葉百音。
昨日のショートでの千葉百音の演技の様子が流れた。千葉百音の勝負のルーツはフィギュア界のレジェンドを生んだ仙台のリンク。約2年前、世界的名コーチの濱田美栄さんの指導を受け始めるとその才能は大きく開花した。彼女の武器は美しく伸びやかなスケーティング。今年のシリーズでは女子で唯一2連勝を飾ってファイナルに進出した。今夜のプログラムは、かつて羽生結弦が演じた「ロミオとジュリエット」。千葉百音は「羽生さんがロミオとジュリエットをやったとき、素晴らしいなと感じていた。自分なりのこの曲の良さをしっかり出していけるように頑張る」などと話した。
千葉百音選手について、荒川静香は「非常にメンタルが強い選手で、勝負がかかったときにしっかり自分のスケートを出せる」などと評した。つい先程、中井亜美のトリプルアクセルが成功する瞬間の映像が流れた。坂本花織はラストシーズン。
日本女子エース・坂本花織選手。彼女の演技は世界中を魅了している。SNSにも「見ていて自然と涙が出てくる滑りだった」「圧巻で全身が震えた」等との投稿が。今年6月、約20年に及ぶスケート人生に終止符を打つ覚悟を決めた。関西生まれの明るい性格で無邪気な笑顔がトレードマークの坂本選手。彼女の歩みは涙の歴史でもあった。2016年、中学最後の全国大会では、国内大会ながらフリーに進むことができず、悔しさが溢れた。もっと強くなるために厳しい指導で知られる中野コーチの下で猛練習。負けず嫌いな性格が彼女を世界の舞台へと押し上げていく。そして挑んだ北京五輪。この時溢れたのは嬉し涙だった。その後、世界選手権を3連覇。日本人初の快挙を成し遂げた。しかし昨シーズン、世界女王の座を追われると、今シーズンはグランプリシリーズ開幕戦で17歳の中井亜美選手に敗れた。それでも2戦目では今季世界最高得点をマーク。涙と共にまた強くなり、スケート人生最後の時を迎えている。今夜のフリーで演じるのは現役ラストシーズンに使うと決めていた「愛の讃歌」。坂本選手は「スケート人生の第1章・第2章・第3章を4分間に込めています。もちろん点数も大事ですけど、見入っちゃうような、そういう人がいたなと覚えていてくれたら嬉しい」と話した。
町田樹は「今季のフリースケーティング「愛の讃歌」は彼女の人生を投影するような素晴らしい作品。集大成の作品を思う存分表現して作品を完成させてほしいと思う」と話した。坂本選手の武器は2アクセル。AIを通してどんなジャンプをしているのか紹介。荒川静香は「坂本選手の武器というと少ない歩数でトップスピードまで持っていくスケーティングスキル。その加速を生かしたジャンプで大きなジャンプにつなげるということで加点を引き出すところだが、スピードある中でジャンプにタイミングを合わせるのは難しく、その流れを止めずに次の動作にスムーズに移っていくところが坂本選手の大きな武器ではあるので、2アクセルに限らず全ての技でそういう展開ができる坂本選手のフリーを楽しみにしていただきたい」等と話した。
男子ショート。去年の銅メダリスト佐藤駿。得意の4ルッツを決めると、コンビネーションジャンプも成功。シーズンベストをマークし2位につけた。そして次に滑った鍵山優真が圧巻の演技。
鍵山優真選手は一昨日の男子ショートでステップで最高評価のレベル4を獲得するなどし、自己ベストの108.77を記録した。一方でアメリカ代表のマリニン選手は4回転アクセルを失敗し、3位と出遅れている。
鍵山優真選手の父 正和さんはかつてオリンピックにも出場したことのある選手で、鍵山選手も幼い頃から父の様なスケーターを目指して活躍し続けてきた。コーチでもある父の正和さんは基礎練習を重視し、2022年の北京オリンピックでは正和さんが届かなかったメダルを掴み取った。鍵山選手の最大のライバルは6種類の4回転ジャンプを操るイリア・マリニン選手で、鍵山選手も昨年は3種類の4回転ジャンプ4本を組み込んだ演技を披露するも思うように決められず銀メダルに終わった。今季開幕前には親子で初めて旅行に行き、絆を深めて今季に挑む。一昨日のショートでは自己ベストの108.77を更新し、今夜世界一を目指してフリーに挑む。
佐藤駿は10月のGP中国大会でショート・フリー全てのジャンプを決め、連覇を達成した。今季は6月に右足首を負傷した状態で開幕し、日下匡力コーチと共にケガと向き合いながら挑んでいった。2人の出会いは14年前の東日本大震災の時で、佐藤選手が拠点としていた仙台のスケート場が使用できなくなり、その時に避難所から通った埼玉のスケート場で出会った。その後本格的な指導が始まり、2019年には4回転ルッツを初めて着氷させた。
佐藤駿選手を支える日下匡力コーチはスケート靴の研磨も自ら行っていて、研磨のための費用や時間で選手に負担をかけないための行動だという。
荒川静香さんは鍵山優真選手について「選曲したトゥーランドットは新しいアレンジで、イタリアの雰囲気を感じられる壮大な音楽」など話した。また町田樹さんは佐藤駿選手について「ミスのない完璧な演技をここまで見せていて、本当に今夜期待している」など話した。
