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ミッフィーのふるさとオランダ・ユトレヒトからレポートをお届け。誕生70周年記念 ミッフィー展の最新情報、日本でも楽しめるミッフィースポットを紹介。
オープニング映像。
ミッフィーの誕生日は1955年6月21日。生みの親は絵本作家・グラフィックデザイナーのディック・ブルーナ。1955年に描かれた「はじめてのミッフィー」は今と違い時を経て少しづつ変化し現在の姿に。日本では1964年に「ちいさなうさこちゃん」をはじめ4冊の絵本が翻訳され出版。絵本では英語訳のミッフィーではなく日本語訳のうさこちゃんとして親しまれた。ミッフィーの世界を語る上で欠かせないのがブルーナカラーといわれる独自の色使い。それぞれのカラーに喜びや安心、静けさ、落ち着きと言った意味が込められている。ブルーナさんの絵本は日本だけで5000万部以上刊行、ミッフィーシリーズは32作品にのぼり今も世界中の人達に愛されている。ミッフィートリビア「ブルーナさんは子どもが持ちやすく読みやすいように絵本のかたちを長方形から正方形に変更した」。
ミッフィーが生まれた国オランダ。空の旅をつなぐのがKLMオランダ航空。ミッフィーに会いにチューリップと風車の国オランダへ。ゴッホやフェルメールを生んだ芸術とチューリップの国。世界で最も美しい春の庭園と言われる有名なフラワーパーク・キューケンホフ公園ではミッフィーのモニュメントやグッズを販売する小さなお家も。ミッフィーのふるさとユトレヒト。ここでミッフィーの作者ブルーナさんが生まれた。この街の象徴といえるドム塔。街を歩けばミッフィーの誕生のルーツが少しづつ見えてくる。待ち合わせをしていたのはオランダリポーターのニコルさん。日本育ちで現在はオランダの大学に通いながら現地の暮らしを発信中。ユトレヒトのミッフィースポットをニコルさんが案内。まずは街の中心部の交差点。問題「この交差点には世界に一つしかないミッフィーのあるものがあるますが、それはなんでしょう?」。正解は「ミッフィーの信号機」。ミッフィーの形のキュートな信号でレインボーの横断歩道が目印。ユトレヒト市内の小さな広場へ。ユトレヒトにはブルーナさんの息子さんが手掛けた彫刻がある。
ミッフィーに囲まれる遊びの空間「ミッフィー・ミュージアム」へ。ミッフィーのおうちやドクター診療所などがある。さらにプロジェクションルームでは360度のスクリーンでミッフィーとボリスのショートムービーが楽しめる。ミュージアムを楽しんだ後はミッフィー・ミュージアム・カフェへ。ここでしか食べられないミッフィースイーツもある。セントラル・ミュージアムではブルーナさんのアトリエを展示している。ここでは生前、ブルーナさんが長年使い続けたアトリエの一部が移築され一般公開されている。創作に使われた道具やスケッチブック、愛用のパイプライナーなどが並びブルーナさんが好んで座っていた椅子の展示やメンテナンスをしながら長年乗った自転車などブルーナさんが作品を生み出した空間の雰囲気をそのまま感じることができる。
続いて向かったのはカフェ オーロフ。ブルーナさんがアトリエに向かう途中、毎朝のようにこのカフェに立ち寄りコーヒーを飲んでいた。続いて紹介する店がヴィム・ファン・デル・ディル。切手屋さんで店舗ロゴはブルーナさんがデザイン。店内にはブルーナさんが手掛けた切手をはじめミッフィーがデザインされたものまで色んな切手が並ぶ。ブルーナさんがお気に入りの洋菓子店テオ・ブロム。ブルーナさんが大好きだったのがバタークッキー。ミッフィーとメラニーが登場する絵本の中にテオ・ブロムのバタークッキーと似たクッキーが描かれている。ミッフィー誕生の原点でもあるオランダ北西部に位置する海辺の小さな町エグモント・アーン・ゼー。広大な砂浜と穏やかな海が広がる美しいリゾート地。ブルーナさんが家族と一緒に休暇中、海辺付近に野ウサギが走り回っているのを見かけ、このうさぎの物語を幼い息子さんに語ったことがととなりミッフィーの絵本が誕生。
現在開催中の大阪・関西万博。オランダパビリオンではミッフィーがアンバサダーを務めている。オランダパビリオンのテーマは「コモングラウンド」。パビリオン内の展示や冒険にミッフィーと一緒に参加。万博限定のミッフィーグッズも販売。ハウステンボスでは「ミッフィー・フラワー・パレード」が6月29日まで開催中。そしてミッフィーをテーマにした新エリアが6月21日にオープン。松屋銀座で開催中「誕生70周年記念 ミッフィー展」。スペシャルゲストの松下奈緒さんが登場。今回の展覧会ではミッフィーシリーズの絵本全32作品の原画やスケッチなどを日本で始めて一堂に展示。さらにブルーナさんが手掛けた初期の絵画作品をはじめペーパーバッグの装丁やポスターデザインなど貴重なアートワークも公開。500以上のミッフィー展オリジナルグッズも販売中。「誕生70周年記念 ミッフィー展」は東京海上終了後、全国を巡回予定。
ディック・ブルーナ・ジャパンの鐵田昭吾さんが登場。鐵田さんは生前のブルーナさんに会ったことがあり「優しい方。本当に裏表なくて誰に対しても優しい」などと語った。ブルーナさんは自分の作品を出版する前に奥さんの意見を聞いていたといわれている。今後のミッフィーに対し「ミッフィーは我々にとって永遠の子だと思っているので、これからも末永くずっと愛され続けるお子ちゃんでいてほしい」と語った。
エンディング映像。
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