今回のテーマは「すべて、お任せ！」。すべてのサービスを引き受けることでそのジャンルで頭角を表しているビジネスモデル。どんなものがあるかを調査。

寺本莉緒が調査。あるサービスを使ってローンの呪縛から解放された夫婦を取材。5年前築17年の物件を購入と同時にリノベーション。物件には壁がない。壁を取り去るリノベーションで高額な家のローンから解放してくれたのが「ゼロリノベ」という中古物件に特化したサービス。安心予算と呼ばれる本当に無理のないローンを設定し、優良な中古物件探しからリノベーションの相談施工に至るまで「すべてお任せ！」にすることで、ローンに縛られない提案をしてくれる。

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ゼロリノベ

婚活を「すべてお任せ！」というサービスを提供しているのが、「リアリング」。男性に向けた婚活サービスを提供する会社。婚活前のモテるためのコーディネートから始める。Aさんは入会1か月で彼女が出来たという。今まで彼女ができた会員はのべ1000名以上。結婚成立も年々増加しクチコミで評判に。実はZ世代の男性の88％が結婚願望があるとのこと。

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リアリング

リコーのコラボレーションボードは、板書に使うだけでなくウェブ会議のセッティングから資料の投影や共有まで、会議のことなら「すべてお任せ！」のボード。京セラ・字幕表示システムコトパットは、話した言葉をリアルタイムに表示する。134カ国語に翻訳可能。オフィスに関するアイテムを集めたイベントを主催した企業が大塚商会。有名なのは「たのめーる」というオフィス用品の通販サイトだが、それ以外にもオフィスのことなら「すべてお任せ！」な会社。大塚商会は年間400件ものイベントを各地で行い「すべてお任せ！」なサービスを紹介している。ChaChatアシストの紹介。社内のことならなんでも応えてくれる。

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ChaChat アシストたのめーるコラボレーションボードリコー京セラ大塚商会字幕表示システム コトパット

大塚商会で働くキーマンを追う。異変が起きればすぐさま対応。膨大な顧客を守る大切な使命。データ管理は全てお任せのシステムエンジニア、進化するオフィスをPRするイベントリーダー、オフィスまるごと背負っている営業マン3000人の中でもトップクラス。

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大塚商会

オープニング映像。

今回は大塚商会を調査。

東京・飯田橋にある大塚商会の本社を取材。本部SI統括課セールスリーダー・兒玉雄貴さんは1日200〜300通のメールに対応。大塚商会の営業マン約3000人のなかでもトップ4の1人だという。足で勝負の営業マンは日々様々な顧客の元を訪ねている。この日は富澤商店町田本店を訪問。富澤商店はお菓子やパンの材料から調理器具まで全国規模で販売している人気店。託されたのは販売や会計から給与まで丸ごと管理するシステムの刷新。店は全国に88店舗。オンラインショップも好評と聞けばシステムは自ずと複雑になる。富澤商店の本社でキックオフミーティングが行われる日。進行は兒玉さん。システムエンジニアなどが合流して段取りを最終確認。受注にこぎ着けるまで半年を要したプロジェクトには顧客の期待も膨らんでいる。キックオフミーティングが始まった瞬間、パソコンが動かなくなってしまった。

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富澤商店富澤商店本店町田市（東京）飯田橋（東京）

大塚商会が富澤商店本社で開いたキックオフミーティング中、参加者のパソコンが動かなくなった。すぐさまトラブルを解消。その後ミーティングは大成功した模様。約1週間後、向かった先は日本を代表する自動車メーカーの1つ三菱自動車。ここでもキックオフミーティングを開催。国内に加え7つの国と地域に生産拠点を持つ言わずと知れた大企業。ともなれば求められるシステムも富澤商店とまったく異なる。結果は推して知るべし。兒玉さんの印象について阿部翔真さんは「何でも相談に乗っていただいて頼りがいがあった。一緒に協力すれば今回のプロジェクトは成功すると思っている」などと話した。この日、兒玉さんはリフレッシュの為に母校・早稲田大学の弓道場に足を運んだ。中学から10年間は弓に没頭していた。兒玉さんは見つめ直したい時間や初心に戻りたい時にこの場所に来るという。

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三菱自動車工業大塚商会富澤商店早稲田大学

大塚商会は、東京ビッグサイトでちょっと変わったイベントを仕掛けた。バックオフィスの展示会「バックオフィスDXPO’2024秋」。スタッフの中心に居るのが、イベントなら「すべてお任せ！」というイベント企画課マネージャー・加藤佑弥さん。加藤さんは今回、秘密兵器を投入。スーパーなどで見かける実演販売のプロたちにプレゼンを任せている。確かに彼らが立つと足を止める人が増えるが、語っていたのは商品やサービスではなかった。熱弁をふるって大塚商会そのものをアピールというのが今回の目的。大塚商会が企業全体のシステムまで請け負うことはまだ広くは知られていない。感触を得た加藤さん。実は2月に大きなイベントを控えている。年に1度大塚商会自身が主催する実践ソリューションフェア。東京・大阪で1万人を超える顧客を招待し、最新の生成AI技術や災害対策システムを披露。会社を挙げての一大イベントだけに入念な打ち合わせが重ねられていた。加藤さんはその仕切りを任されている。緊張がほどけるのは、愛犬のハリー君と過ごすお散歩時間。加藤さんは甲子園の強豪・済美高校野球部の出身。経営学部に学んだ大学時代。将来を思い描けないまま就活に入り、1番に内定をくれたのが大塚商会だったそう。11月30日、加藤佑弥は兵庫・神戸で挙式を上げた。12月17日、ザ・プリンスパークタワー東京に加藤らの姿があった。この日は本番の下見を兼ねて主要スタッフを集めたミーティングが行われた。

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ザ・プリンスパークタワー東京バックオフィスDXPO’2024秋亜細亜大学全国高等学校野球選手権大会大塚商会東京国際展示場済美高等学校神戸（兵庫）芝公園

紫吹淳がAIと会話。このAIはどんどんビジネスシーンでいかされている。

大塚商会テクニカルソリューション課シニアテクニカルスペシャリスト・武村和哉さん。案内してくれたデータセンターでは、取引先である様々な企業のサーバーを見守っている。立ち入りが許されているのは限られたスタッフや関係者だけ。ビルに入っても扉はみな、厳重に施錠されていた。大塚商会の統合監視センターは、大塚商会から導入いただいている機器のサーバーやネットワーク機器の監視をしているところ。更にセンターの中にまで、厳しい監視が続いていた。どんなささいな異常も見逃さない。顧客の情報は厳重に管理されている。室町テラスのガラスの大屋根を施工する「タナチョー」を訪問。武村さんが提案したのは、よりクライアントに合った新たな製品。大塚商会は約2400社もの協力企業を持っている。武村さんは彼らの多彩なサービスや製品から顧客のニーズにかなう最適なものを選び出し提案している。今でこそITのスペシャリストだが、大学時代の専攻は畑違いだった。

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タナチョー大塚商会

武村和哉は時には取引先に出向き、最新ソフトのワークショップを行うこともある。目下イチオシは、MicrosoftのAIソリューション「Copilot」。使い方を伝授するのは配線カバーを製造するマサル工業の皆さん。佐藤繁は「他のメンバーはやっと使い始めたところ。こういうふうに使うのかと気づけたと思っている」などと話した。

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Copilotマサル工業大塚商会

大塚商会でトップクラスの営業マン・兒玉さん。この日は昔とてもお世話になった得意先に足を向けた。東京郊外で不動産を扱う会社「エステート石崎」は、駆け出しの兒玉さんからさまざまな事務機器を購入してくれたそう再会するのは8年ぶり。得意先の業務を少しでも知ろうと懸命だった日々がよみがえるとのこと。最初にあったのは14年前。石崎里美は「自分の息子みたいな感じで、頑張ってねっていう。営業から本社へ映った時に本当に苦労して寝ずに勉強している姿を見てるので、上にあがってたんだなって私にとっては嬉しい」などと話した。

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エステート石崎大塚商会西東京（東京）

あなたにとって会社とは？という質問。加藤佑弥は「成長と挑戦の場だと思っている」などと話した。