大塚商会は、東京ビッグサイトでちょっと変わったイベントを仕掛けた。バックオフィスの展示会「バックオフィスDXPO’2024秋」。スタッフの中心に居るのが、イベントなら「すべてお任せ！」というイベント企画課マネージャー・加藤佑弥さん。加藤さんは今回、秘密兵器を投入。スーパーなどで見かける実演販売のプロたちにプレゼンを任せている。確かに彼らが立つと足を止める人が増えるが、語っていたのは商品やサービスではなかった。熱弁をふるって大塚商会そのものをアピールというのが今回の目的。大塚商会が企業全体のシステムまで請け負うことはまだ広くは知られていない。感触を得た加藤さん。実は2月に大きなイベントを控えている。年に1度大塚商会自身が主催する実践ソリューションフェア。東京・大阪で1万人を超える顧客を招待し、最新の生成AI技術や災害対策システムを披露。会社を挙げての一大イベントだけに入念な打ち合わせが重ねられていた。加藤さんはその仕切りを任されている。緊張がほどけるのは、愛犬のハリー君と過ごすお散歩時間。加藤さんは甲子園の強豪・済美高校野球部の出身。経営学部に学んだ大学時代。将来を思い描けないまま就活に入り、1番に内定をくれたのが大塚商会だったそう。11月30日、加藤佑弥は兵庫・神戸で挙式を上げた。12月17日、ザ・プリンスパークタワー東京に加藤らの姿があった。この日は本番の下見を兼ねて主要スタッフを集めたミーティングが行われた。