- 出演者
- 中島健人 畑芽育 徳力基彦 嶋佐和也(ニューヨーク) 屋敷裕政(ニューヨーク) 森香澄
日本のシティポップに海外のZ世代が熱狂している。ことしロサンゼルスで開かれた日本のアーティストフェスには、2万人が集まった。新たな国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」を特集する。
オープニング映像。
スタジオゲストはNHK「ザ・グレイテスト・ヒッツ」MCののニューヨーク、「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」でMCを務めた森香澄、日本のエンタメ・ビジネス記事を執筆している徳力基彦。嶋佐は、去年はちゃんみなが歌いながらルームランナーを走るパフォーマンスがすごかったと話した。
去年新たに始まった「MUSIC AWARDS JAPAN」は、アーティストや音楽関係者5000人の投票で選ばれる日本最大級の国際音楽賞。野村実行委員長は、グローバルを1つのテーマに掲げている、より日本の音楽文化を世界に広げられたらという思いで創設したと話した。去年5月にロームシアター京都で行われたグランドセレモニーは、YMO「RYDEEN」をテーマにしたスペシャルオープニングで幕が開いた。日本を代表するアーティストが出演した名シーンをダイジェストで振り返った。
授賞式では、世界で活躍する著名人が受賞者にトロフィーを渡した。最優秀楽曲賞はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、最優秀アルバム賞は藤井風「LOVE ALL SERVE ALL」、「Top Global Hit from Japan」はYOASOBI「アイドル」、最優秀アジア楽曲賞はaespa「Supernova」、最優秀ニュー・アーティスト賞はtuki.、最優秀アーティスト賞はMrs. GREEN APPLEが受賞した。
「MUSIC AWARDS JAPAN」は、日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会の5団体が垣根を超えて設立した。徳力は、5つの日本の音楽団体が日本の音楽を世界に持っていくのは素晴らしい取り組み、YouTubeのパフォーマンスアーカイブが世界で見られるのは画期的、l相乗効果で世界での音楽再生数が上がってると話した。
2022年に藤井風「死ぬのがいいわ」が海外でヒットし、インドではロングヒットを記録した。翌年はYOASOBI「アイドル」がヒットし、年間グローバルチャートでJ-POP初のトップ50入りを果たした。去年は米津玄師「IRIS OUT」がヒットし、アメリカのグローバルチャートで日本語楽曲史上最高5位を記録した。Spotifyグローバルヘッドのジョー・ハドリーは、2025年の海外での日本楽曲のストリーミング再生回数は前年度から20%増加したと話し、海外で聞かれているアーティストとしてAdo、米津玄師、藤井風、YOASOBI、Creepy Nutsを挙げた。
2010年代後半から日本のシティポップが海外で人気を集めるようになった。杏里は今年アメリカでツアーを開催すると、チケットは即日完売。追加公演が行われるほどの人気だった。高中正義はワールドツアーを敢行し、イギリスでは1万枚のチケットが数分で完売した。ジョー・ハドリーは、シティポップはストリーミングによって再発見された音楽の代表例、楽曲は昔と変わらないまま世界が魅力に気づいた、世界のZ世代が人気をけん引していると話した。
近年、海外の大規模な会場でライブを行う日本のアーティストが急増している。YOASOBIは、去年イギリスのロックの殿堂ウェンブリーアリーナでライブを行った。ONE OK ROCKは毎年のように世界中でツアーを開催し、台湾のスタジアムには4万5000人もの観客が集まった。Adoは去年2回目のワールドツアーを行った。33都市をめぐり50万人以上を動員した。アメリカ大手コンサートプロモーターのエレン・ルーは、J-POPは独特なスタイル、ビジュアル、サウンドがありK-POPやアメリカのポップスとは一線を画していると話した。
中島は、去年YOASOBIのAyaseでパリで会う話をした、会話がアーティスト的にグローバルになっていると話した。徳力は、サブスクと呼ばれる音楽配信サービスで世界の音楽が国境を越えて聴かれるようになった、K-POPに比べるとJ-POPの世界の認識はまだまだ低い、J-POPを世界の人に知ってもらうための取り組みをしていくともっと広がると話した。
今年5月に日本のアーティストのみが出演する新しい音楽フェス「Zipangu」がロサンゼルスで開催された。キャリアもジャンルもバラバラで、J−POPの多様性を体現する出演者が揃った。主催した千木良氏は、日本独自の進化を遂げた音楽が多いので日本で鳴ってる音楽を海外に持ってこれたらと話した。コーチェラを手掛けるイベント会社も賛同し、主催に加わった。新しい学校のリーダーズはフェス前日に現地のラジオ番組に出演した。日本で圧倒的な人気を集めるHANAは、すでにタイや台湾でもライブを行ってきた。アメリカでの注目度の高く、大手エンタテイメント誌ハリウッド・リポーターから取材を受けた。デビュー当時からHANAに注目しているという世界的アーティストのkeshiとも交流した。音楽ジャーナリストのロブ・ヘレーラは、アメリカの観客は日本のアーティストについて知り始めているしJ−POPを体験するようになっていると話した。会場には2万人が集まり、日本のアーティストのみのフェスとして史上最大規模となった。
徳力は、新しい学校のリーダーズも千葉雄喜もAdoもアメリカ人にとっては実は広い意味でのJ−POP、初めて見る音楽として楽しんでくれていると話した。フェス当日のロサンゼルスにおける音楽のストリーミング再生数は、10-FEETが5.3倍、HANAが3.4倍、ちゃんみなが2.8倍に上がった。
6月13日に開催される「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」主要6部門ノミネート作品・アーティストを紹介。最優秀楽曲賞のノミネートは米津玄師「IRIS OUT」、HANA「Blue Jeans」など。最優秀アルバム賞のノミネートはFujii Kaze 「Prema」、サザンオールスターズ「THANK YOU SO MUCH」など。「Top Global Hit from Japan」は楽曲発表時期を限定せずAdo「うっせぇわ」もノミネート。最優秀アジア楽曲賞のノミネートはHUNTR/X「Golden」など。最優秀ニュー・アーティスト賞のノミネートはSTARGLOW、ブランデー戦記など。最優秀アーティスト賞にはMrs. GREEN APPLEが2年連続でノミネートされている。
「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」でパフォーマンスを披露するアーティストは、Fujii Kaze、HANA、MISAMO、サカナクション、ちゃんみな、羊文学、米津玄師。さらに東京スカパラダイスオーケストラはアイナ・ジ・エンド、LiSA、10-FEETのTAKUMAと共演し、アニメをテーマにメドレーを披露する。さらにグラミー賞5冠を誇るSam Smithも登場する。MCは去年に続き菅田将暉に決定した。グランドセレモニーは6月13日に行われる。
エンディング映像。
