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オープニング映像。
エリザベスラインに乗ってボンド・ストリート駅に到着した。イギリスの伝統が残るメイフェアは、一流を知る人々が集う。ニューボンドストリートを通ってサビルロウを目指す。ベンチにはルーズベルト元大統領とチャーチル元首相の像が座っていた。通りの花屋でブーケを作ってもらった。200年以上の歴史があるというアーケードには、ビードルの隊長がいた。イギリスに警察ができる前はビードルが地域の治安を守っていた。
サビルロウにあるスーツの店を訪れた。店頭には英王室御用達の紋章があった。チャールズ国王の戴冠式の制服の注文も受けた。1806年にジェームズ・プールが創業し、2代目の息子がここに土地を買い、自身の名を店名にしたサビルロウ初の仕立て屋を始めた。スーツ1着で約6000ポンドから。アーカイブルームには、1846年から現在までの顧客台帳が保管されている。ウィンストン・チャーチル卿の名前もあった。
メイフェアの歴史を紹介。1666年にロンドン中心部が大火災に見舞われ、人々は湿地帯だったメイフェアへ移り住んだ。名前の由来は17世紀後半から始まった市場。毎年5月に開催されたため、地域一帯は5月の定期市を意味するメイフェアと呼ばれるようになった。当時は庶民的な街だったが、地方貴族だったグロブナー一族が高級エリアに変えた。1677年に大地主の娘と結婚したトーマス・グロブナーは、譲り受けたメイフェアの土地と資産を利用して街作りに乗り出した。18世紀終わりまでには、貴族やセレブが暮らす高級住宅街になった。ヘンデルやオスカー・ワイルド、チャーチルなどが暮らした。エリザベス女王もメイフェアの祖父母の家で生まれた。
マウントストリートを目指して歩く。ジェントルマンズ・クラブの支配人に出会い、クラブの中に入れてもらった。会員制のプライベートクラブで、男性のみがメンバーになれる。メンバーの招待があれば女性も中に入ることができる。ここはサビルロウから発足したサビルクラブで、金融関係で成功したモルガン家が暮らしていた家。1740年に建てられ、内装は155年前のまま残っている。メンバーはサビリアンと呼ばれ、クラブではフレンドリーかつ親切でおもしろく振る舞わなければならない。年会費は一番高くて1600ポンド。メンバーになるには、少なくとも6人のメンバーから推薦状を集めないといけない。
チャーチルが暮らしていたマウントストリートを訪れた。窓にエリザベス女王が描かれたカフェ「メイフェアのクイーンたち」を訪れた。姉をオープンしたという女性オーナーのグレースさんは、メイフェアは男性社会で最初は男性客が多かったがどんどん女性客が増え、サポートしてくれたと話した。サビルロウで仕立て屋を経営しているという女性客は、職人として働き始めた8年前は女性用の店はなかったと話した。
英王室ゆかりの人気ギフトを紹介。1875年に創業したチョコレート店は、箱の美しさも話題となりイギリスの上流階級を魅了した。1970年にはエリザベス女王が御用達に認定した。2011年に同じくエリザベス女王から御用達に認定された書店では、オリバー・ツイストの初版など貴重な古書を扱っている。チャールズ国王から皇太子時代に御用達に認定された印刷屋では、カスタマイズしたレターセットやポストカードが人気。
メイフェアの名前の由来になった市場があったシェパードマーケット地区を訪れた。アーティストの女性と出会い、家に招待してもらった。屋上では近所の友人たちが集まパーティーをしていた。女性は弾き語りを披露した。
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- シェパードマーケット(イギリス)
再びエリザベスラインに乗り、トテナムコートロード駅に到着。オックスフォードストリートを通り、ソーホーを目指して歩く。レコードショップや服屋が並んでいた。ラジオ局を訪れ、中を見せてもらった。世界中の人がオンラインで聞くことができるチャンネルで、収録中ではおすすめの食事について話していた。ピカデリー・サーカスの広場には多くの人が集まっていた。
セントアンヌズ教会を訪れた。建物の下はレンガ、上は石で造られていた。第二次世界大戦中に破壊されたため、被害を免れた時計塔以外は1990年代に再建された。ボランティアの男性が時計のネジを巻きに来ており、時計塔の中に入れてもらった。時計は1884年に作られたもので、修理をして守ってきたという。
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- セントアンヌズ教会ソーホー(イギリス)
放牧地帯だったソーホーは、狩りのときの叫び声が名前の由来と言われている。16世紀に街が整備され貴族や富裕層が暮らすようになったが、近隣の開発が進むと人々は離れていった。ソーホースクエアの前に建つフレンチ・プロテスタント教会は、元々フランス系移民のために建てられた。17世紀末、フランスでプロテスタントへの弾圧が進むと、ロンドンへ逃げてきた多くのフランス人がソーホーに定住するようになった。18世紀に建てられたセントパトリックス・カトリック教会はアイルランド系移民のために建てられた。ソーホーがいかに移民を受け入れてきたかがわかる。セントアンヌズ教会は地域の中心的な役割を果たしており、教会の絵にはユダヤ教、プロテスタント、カトリックの指導者が一緒に描かれていた。
シャフツベリー・アベニューは、19世紀末に移民街だったソーホーのスラム街を一掃する目的で作られた。その後多くの劇場が建てられ、ソーホーはエンターテインメントの街になった。バーウィック通りには、多国籍屋台が並んでいた。
オールドコンプトン通りでは建物にLGBTQのためのカラフルな旗がかかっていた。ゲイバーやパブが多く、昔からLGBTQを歓迎していた場所。パブに寄ると、ソーホーはいつも外から来た人を温かく迎えている、人種差別も性差別もないという話が聞けた。
ソーホーのオススメグルメを紹介。3位はフルーツエクレア。フランス産バターを使った生地にイギリス産生クリームを挟んでいる。2位はミラノ風カツのパニーニ。ソーホーには第一次世界大戦のあと多くのイタリア人が仕事を求めて移り住んだ。1位はトルコ風ナスのグリル。
喜劇やダンスを交えたショーなどを上演しているソーホーシアターを訪れた。50年前に創立し、2000年からここに劇場を構えている。建物ができる前はユダヤ教の礼拝堂があった。ジャンルにとらわれないユニークで独創的な作品を上演している。
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- ソーホーシアターソーホー(イギリス)
エンディング映像。
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