- 出演者
- 東野幸治 草野仁 菊川怜 山崎怜奈
東京駅には外国人観光客が駆け込むクリニック「東京ステーションインターナショナルクリニック」が存在する。この日診察に訪れたのはアメリカ人女性で下痢と嘔吐が止まらないが帰りの便が午後で症状などを聞いてウイルス性胃腸炎と診断し強めの下痢止めと胃腸薬が処方された。東京ステーションインターナショナルクリニックは去年12月に開院した病院で診療中は受付、医師、看護師の3人のみであるが患者を断らないことをポリシーとしている。
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- Tokyo Station International Clinicアメリカウイルス性胃腸炎オランダシドニー(オーストラリア)京都府仙台市(宮城)八重洲地下街大阪府東京都東京駅横浜市(神奈川)牛カツ神戸ビーフ稀勢の里羽生結弦食中毒
この日の先生は院長である田陽先生。両親は中国人で7歳のときに日本に移住し英語、中国語、日本簿が堪能。午前10時半過ぎ、夫婦が訪れ夫が座れないほどの腰痛の症状が出たや白馬村でスノーボードをし、2日後に帰国するなど話した。触診、他の場所の痛み、しびれなどがあるかなど問診していき急性腰痛と診断。痛み止めと湿布を処方し、また改善してきたら徐々にできる範囲でストレッチするようにとアドバイスをした。どんな患者も断らないことをポリシーとしている田陽先生達は総合診療医で常勤医師3人の医師で6時間勤務の交代して患者を診ている。そのうちの1人である金川修造先生は20カ国以上で診療してきたスペシャリストで定年後の再就職先にこのクリニックを選んだ。
午後1時半、肌トラブルを抱えているブラジル人女性が来院。お腹には発疹が出ており、1ヵ月ほど前から仕事で来日しているが職業がモデルでこのままだと仕事に支障が出てしまうと相談。問診をしアレルギー反応による蕁麻疹と診断。原因として食べ物、ストレスなどがあり薬を処方した。外国人旅行者の医療費について日本の健康保険が適用されないため日本人よりも負担が大きく、海外旅行保険に加入ししている場合は旅行者が支払った後に保険会社に請求するパターンとクリニックが保険会社に請求するパターンが存在すると説明。院長の田陽先生は2人の父親で2011年に中国籍から日本国籍に帰化しており、日本だと外国の方は言語面で医療にかかりにくいという自身の経験から都市部で何でも相談できるクリニックを作ろうと思ったという。
田陽先生が力を入れて診察をしているのが退役軍人の患者。このクリニックには毎週火曜日に退役軍人が訪れておりその理由としてアメリカ政府にケガなどを申請すると重症度によって毎月補償金が支給され、田先生はレベル判定をする医師も努めている。その資格にはアメリカの公的機関指定のトレーニングを受講し認定を受ける必要がある。別の日午前10時半、アメリカ人女映画脚になにかに刺されたか噛まれたと相談。金川先生が触ると痛みがあるなど話を危機可能性として細菌感染があると話し注射をすると説明。金川瀬寧波皮膚などに最近が入り炎症が起きる「蜂窩織炎」と診断し飲み薬で腫れが治まらない場合は毎日駐車をする必要があり、その理由として抗生剤に耐性を持つ人食いバクテリアの可能性もあると説明し、帰国したら医師に診てもらうようアドバイスをした。徐栄は帰国後診察してもらった結果人食いバクテリアではなかったという。
埼玉・川越市にある愛和病院は全国トップクラスの出産数をほこり、2023年は2630人を出産した。助産師歴16年の林杏子さんは笑顔を絶やさず全力でサポートしている。愛和病院は産婦人科医14名、小児科医7名、助産師・看護師103名が在籍し分娩室は7部屋あり、24時間耐性で出産に備えている。この日3人目の出産となる平井さんは子宮口の開きを確認。するともうおりてきてお産が始まると話した。そして、初めて出産に立ち会う夫の竜三郎さんも合流し出産をサポート。そして3098gの女の子が元気に生まれた。林さんは1日平均3件のお産を担当していており行き着く暇もないが笑顔で全力サポートを行っている。そんな林さんだが忘れらないつらい過去も経験している。
3児の母である菊川玲さん。初産は大変すぎて助産師さんのことは覚えていないと話す。1人目のときは常位胎盤早期剥離で子どもも自身も2リットルくらいの出血をするなどき危険だったと話した。
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- 常位胎盤早期剥離
愛和病院のエース助産師の林さんに密着。この日結婚4年目で初産で里帰り出産をする和田さんを担当。自身も7年前に初産を経験しており初産の不安などはわかると話していく。そして陣痛が始まり旦那さんもテニスボールを使ってサポートをしようとするがそこじゃないなど怒られてしまう。そして無痛分娩のため麻酔を入れる。無痛分娩は陣痛を和らげ産後の回復が早いというメリットがある一方で分娩時間が長くなる、麻酔による体へのリスクがデメリットとなっている。ここで林さんが勤務時間のため別のスタッフにバトンタッチした。そして和田さんは3508gの男の子を出産した。
翌日、林さんは特別な仕事をするため越市立古谷小学校へとやってきた。
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- 川越市立古谷小学校
愛和病院のエース助産師の林さんに密着。この日助産師と教師が夫婦役を演じ出産の様子を再現した寸劇を子どもたちに見せる。この寸劇は愛和病院の提案で8年前から始まったいのちの授業で生まれてきて育ってきたことはすごいことであるなど伝えた。林さんも生物の授業で命の大切さを感じ、大学卒業後助産師となり27歳で結婚し、今は2人の子どもを持つ母親でもある。そんな林さんは過去に担当した妊婦が大量出血をしてしまい動揺し助産師を辞めようとも考えたこともあったが同僚の助産師達から励ましの言葉を受け助産師を続ける決意をした。そしてこれまで以上に笑顔で妊婦さんに寄り添うことを決めたという。
そんな林さんが今最も気にかけているのが2人目を出産する渡辺文菜さん。渡辺さんは促進剤を打って3日目となるが中々生まれない状態となっている。
愛和病院のエース助産師の林さんに密着。3日前に陣痛が始まるがまだ赤ちゃんが生まれない渡辺さんにお産が始まる。赤ちゃんの様子から吸引分娩を実施3684gの女の子が無事に生まれた。
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- 愛和病院
現在日本人の2人に1人が鼻炎に悩まされている。そんな鼻炎患者の駆け込み寺となっているのが鼻づまり専門外来を開設している「もちづき耳鼻咽喉科」。もちづき耳鼻咽喉科には1日200人以上が来院している。診察しているのは望月優一郎先生で今回50年以上鼻づまりに悩まされているという本並健治さんが診察を受ける。症状として鼻づまりの他匂いをあまり感じないという。妻の丸山桂里奈さんが撮影した本並さんの自宅の様子を紹介。本並さんは小学校以下のときは蓄膿症、中高時代で鼻炎、30、40代で花粉症と診断されて、さらに最近は風邪をひいて診察してもらうと副鼻腔炎と診断され何が正解か分からない状態と話した。
望月先生による診察が開始される。診察時、本並さんはきょうは鼻は詰まっていないと話すが、鼻腔通気検査を実施したところつまっている状態だった。この状態で寝ているとおそらく両方の鼻がつまっていて口呼吸となり気管支炎など悪化する可能性もあると指摘。ここで鼻詰まりの原因となる簡易チェックを紹介。鼻のつまり方として本並さんの場合は両方または交互につまり、サラサラで匂わない、くしゃみがよく出るが該当した。望月先生が考える鼻詰まりの4大原因として1つ目はアレルギー性鼻炎。鼻詰まりの中で1番の原因で粘膜が腫れると鼻水が出ても腫れているためつまっている状態。そこで内視鏡でチェックし血液検査を実施した。
2つ目の原因が鼻の変形。鼻には左右に分けて軟骨の壁「鼻中隔」があるが成長などで曲がり空気の通り道を防ぐことがあり気づきにくい「鼻中隔湾曲症」というのもあり、この場合は手術でしか治療法がない。そこでCT検査も実施。原因3つ目が副鼻腔炎。副鼻腔が炎症を起こし空気の通りが悪くなる症状で放っておくと膿が溜まり慢性化し3ヵ月以上放置すると慢性副鼻腔炎となる。昨年は有吉弘行さんらも手術し話題となったが日本には約200万人の患者がいるとされる。また炎症が脳に達すると髄膜炎になった例も報告されている。こちらも薬で小さくなるが完全に治ることはなく手術の必要があると話した。原因4つ目は腫瘍。鼻腔にできる腫瘍は善性と悪性があり悪性度が高いと死に至ることもある。
検査の結果本並さんの鼻詰まりの原因がアレルギー性鼻炎と判明。そして過去に診断された副鼻腔炎は風邪により起きた一過性の急性副鼻腔炎だと診断。そして血液検査によって判明したアレルギーはハウスダストやスギ、犬などの強い反応が出ており内視鏡で確認すると左右両方とも粘膜が腫れている状態だった。またチェックリストで本並さんがチェックした場所はアレルギー性鼻炎のものがほとんどとなっていた。ここで秋津壽男先生からサラサラの鼻水でも頭の外傷など負ってからちょっとずつ鼻水がでた場合は髄液漏の可能性もあると指摘した。
アレルギー鼻炎と判明した本並さんの治療は薬物治療、効かない人の場合はレーザーで腫れている部分をなくすこともでき、個人差はあるがアレルギーが反応しづらくなる。本並さんはその炭酸ガスレーザー治療を受け鼻の通りがぜんぜん違うと話した。石井正則先生は本並さんの場合はレーザー治療の効果があったが、人によっては治療後にやけどで1~2週間がその部分が腫れ上がったり、数年で修復されるため再発する場合もあると説明した。
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受け入れ患者数は全国トップクラスで年間1万人以上の東海大学医学部附属病院高度救命救急センターに密着。午後3時搬送されたのは左胸部に痛みを訴える69歳の男性で心電図をとり心筋梗塞に陥っている可能性が高いと説明し心臓カテーテル検査をした結果、心臓の重要な血管の1本が閉塞していた。そのままカテーテルで血栓を吸引しステントで血管を広げた。4日後男性は歩けるまで回復し、搬送から6日後には退院した。
午前10時半、仕事中、約300kgのコンクリートタンクの下敷きになり右太ももと右腕を負傷した60代男性が搬送されたCT検査では骨に以上はなく打撲と擦り傷だけすみその日の内に帰宅した。別の日の午前10時、推定70代の男性が倒れていたと通報が入る。男性は意識がない状態でいびきまじりの呼吸をしており現場に医師も向かう。現場は愛川町で救急車だと約30分かかるがドクターヘリなら約6分で到着できる。現場に到着し男性の様子などを確認。通行人が発見したので病歴などの情報がなく、発見時の状態から変化がない。高血圧の状態だったことから鎮静剤を投与。またいびきまじりの呼吸は脳梗塞などが原因の可能性もある。
東海大学医学部附属病院高度救命救急センターに密着。倒れていた男性はいびきまじりの呼吸をしていて、脳梗塞などが原因の可能性もあり、気道を確保のため気管挿管を行う。そしてドクターヘリで搬送しCT検査をすると脳幹に出血している箇所を発見し脳出血をしていたことが判明、出血していた場所は意識などを司る場所でICUに入院し経過観察をしている。ある日の昼食ではつかの間休息を送っていると思いきや西川さんは病院食を食べる検食を行っていた。検食では異物の混入や量、など10点満点で評価される。
午後4時胸に痛みを訴える44歳男性から通報が入る。ダネ医は9年前に胆石症になりその時の痛いに似ていると話していたという。胆石症は胆液が固まり動いたりしたら痛みが発生するもので脂肪分が多い食生活の人にできやすい。病院に搬送されCT検査をするが石っぽいものは見当たらず流れ出た可能性もあり数日後消化器内科で内視鏡検査を行った所、胆石が胆のうの入口にいっぱいつまりそれがボロボロ落ちている状態。口から内視鏡を入れて石を取り出す処置を行ったという。
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