2023年11月19日放送 4:25 - 4:30 NHK総合

名曲アルバム
「別れの曲」ショパン作曲

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(名曲アルバム)
別れの曲

ショパン作曲「別れの曲」(ピアノ:小山実稚恵)が流れた。20歳で祖国ポーランドを離れたピアノの詩人ショパン。弟子が奏でる「別れの曲」を聴き「おお わが祖国」と叫んだといわれる。春の訪れが近づくジェラゾワ・ヴォラでショパンは生を受けた。今もショパンの生家が残っている。ワルシャワに居を移した後も故郷の自然を愛していた。ここを訪れ風の音を聞きながら音楽のイメージを膨らませていたという。少年ショパンの天才ぶりを彷彿とさせるエピソードがある。 ショパンが学生の頃、ミサで通ったヴィジテック教会。15歳のショパンは全校生徒が参加するミサのオルガニストに抜擢された。ミサの間でさえ溢れ出る曲想を抑えることができず、ミサが終わったことに気づかぬまま即興演奏を続け神父が止めに入ることもあった。1830年11月、音楽家として成功を夢見てショパンはポーランドを旅立った。祖国で最後に耳にしたのは恩師や旧友が歌う見送りの歌。ポーランドの美しき思い出が詰まった「別れの曲」についてショパンは後に「これほどまでに美しい旋律を二度ともう書くことはできない」と語っている。

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フレデリック・ショパンヴィジテック教会別れの曲小山実稚恵
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